2024年09月03日

最初に使ったのは誰?「ガッツポーズ」「ピース」「最初はグー」「ツーショット」「○○的には」…おなじみの言葉のはじまり

最初に使ったのは誰?「ガッツポーズ」「ピース」「最初はグー」「ツーショット」「○○的には」…おなじみの言葉のはじまり
9/2(月) NEWSポストセブン

 放送作家、タレント、演芸評論家、そして立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。
今回は、誰もが使っている言葉のはじまりについて綴る。

 * * *
 夏休みも終わりなので私もこの夏の研究発表。

ハナから言ってるだろ」のハナは最初の意味。物事の始まり。
クレージーキャッツのハナ肇は「ハナ」と「始め」だから最強の最初。本名は野々山定夫だった。
どんな物にも始まりがある。
我々団塊世代は当然知っててもZ世代にはチンプンカンプン。

 例えば今でも使う「ガッツポーズ」。あれはガッツ石松から。
ガッツが勝利して拳を上げて喜んだ。これを見たマスコミが「ガッツポーズ」と叫んだ。以来こんにちまで使用多し。
ピース」。今でも写真を撮る時はVサインのように「ピース」(平和)。井上順がカメラのCMでニコニコと初めてピースをみせて広まった。それ以前はどうやって撮ってたんだろう。

最初はグー、ジャンケンポン」。『8時だョ!全員集合』の中でジャンケンシーンがあり、ジャンケンの呼吸を合わせるため、志村けんが「最初はグー」と整えた。
多分桂三枝(文枝)といわれているのが「ジャンケンポン、あっちむいてホイ」。
これを萩本欽一が『スター誕生!』で披露したら一気に広まった。

 今回の五輪で大ブレイクした「ブレイキン」。あんなものとうの昔に風見しんごが『涙のtake a chance』で若者を熱狂させている。

「初の言葉。言いまわし」で多いのはとんねるず。
代表的な「ツーショット」やら「大ドンデン返し」。若者達にピタリとはまっていった。
明石家さんまの「バツイチ」。92年大竹しのぶと離婚。会見をしなけりゃいけないあの日、我々はCX(フジテレビ)のスタジオにいて、さんま、私、松村邦洋らで特番を撮っていた。
途中「ちょっと行ってきますわ」とおでこに×を小さく書いてCX内の記者会見会場へ。
少ししてスタジオに戻ってきたので「どうでした?」「あかんかったわ」とうなだれた。
この日から「バツイチ」が歩き出した。

 ご存知の通り「マイブーム」「ゆるキャラ」はみうらじゅん。

 35年もやってる私の歴史あるラジオファンは言葉の誕生の瞬間を知っている。
私は主にDJ中のしゃべりの言いまわしでひょいと出ることが多い。私のラジオは古くは芸人、業界関係者が聞いてることが多いのですぐ広まり使用される。
例えば「目玉焼なにかける?」「私しょうゆ派」「オレ、ソース派」など日常を派閥化した功績は大きい。
「オレポスト派」「オレアサヒ芸能派」。

 今では日本中で全員使っている「○○的には―」。古いリスナーは一番最初に私が言い出したことを知っている。
「的」ひとつでどれだけ日常語がスムースにころがり出したことか。
オレ的には最高。面白すぎる(これもそう)。

※週刊ポスト2024年9月13日号
posted by 小だぬき at 06:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自民総裁選・河野太郎氏の目に余るご都合主義

自民総裁選・河野太郎氏の目に余るご都合主義…
「総理誕生」での脱派閥とマイナ普及は矛盾だらけ
2024/09/02 日刊ゲンダイ

「閣僚や党三役は派閥を離脱してもらうことになる」──。
河野太郎デジタル大臣(61)は1日のフジテレビ番組で、「河野総理」が誕生した場合の組閣を問われ、そう明言した。
ただ、自身は大臣ポストに就きながら、麻生派を離脱していない。
「自分に甘く、他人に厳しい」では、誰がついてくるのか。

 河野大臣が派閥に属しながら総裁選へ立候補することに「納得できるかどうか」に関し、番組内の視聴者アンケートでは「納得できる」が18%。「納得できない」が69%にも上った。

 まるで共感を得られなかったが、河野大臣は「候補者が今の時点で派閥、旧派閥に所属しているかどうかではなく、誰が総裁になっても『次の人事に派閥は介入させないこと』が徹底されるかどうかが大事」とノラリクラリ。
「皆さんには、そこをしっかり見極めていただきたいと思います」と言い放った。

 納得を得たいなら、さっさと派閥を離脱すればいい。
なのに、脱派閥の改革派を気取りながらケジメはつけられず、「所属する麻生派の数の力」を頼る「ご都合主義」。

 一方、新閣僚・党三役には派閥離脱を求める。
これを「矛盾」と言わずして何と言う。

 こうした態度は、旗を振るマイナカードの利用促進にも表れている。

 河野大臣は同番組で「災害時にマイナカードを持ってきてもらって、避難所でいろんな入所の確認をしたり、あるいはアレルギーや薬の情報を災害対策本部に一括で入れたりということができるようになっていきます」と“利便性”を力説。
しかし、マイナ保険証がなくても、災害時は氏名、生年月日、性別、住所などの基本情報で、薬剤情報・診療情報・特定健診情報の閲覧が可能だ。

■「便利だから持った方がいいよね」

 本来は任意取得であるはずのマイナ保険証を実質的に強制する強引さがヒンシュクを買っているのに、河野大臣は「イデオロギー的に反対されている方がまだいらっしゃいます」と反省の色すらない。
「義務化ですと言って『ぎゃっ』となるよりは、『便利だから持った方がいいよね』を増やしていくのが、まず当初の戦略として大事かなと思います」と続けたが、一蓮托生でマイナ保険証をゴリ押ししている厚労省は、〈利用実績が低い医療機関等に対する個別の働きかけ〉を行う方針である。
現場にプレッシャーをかけることのどこが、河野大臣の言う「戦略」なのか。

 派閥離脱といい、マイナカードといい、主張は矛盾だらけ。
万が一、「変節の異端児」が総理になったら「ぎゃっ」となる。

  ◇  ◇  ◇

 麻生派では河野氏では勝ち目がないため派閥として一本化はしない
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする