今日から完璧主義を卒業するたった1つの習慣
11/23(土) ダイヤモンド・オンライン
同じような商品・サービスを扱っているにもかかわらず、楽しそうにラクラクと稼ぐ人がいる一方で、思うように稼げず苦悶にあえぐ人もいる。
その違いは、年齢や経験、持って生まれた才能によって生まれているとは限らない。
稼げない人も、稼げる人と同じように努力はしているだろう。しかし、結果には大きな違いが出る。
その原因は、ほんの一語の違いにあったのだ。
その一語の違いをまとめたのが、この道25年「日本のトップマーケッター」~田昌典氏による、一番やさしい、すぐ使えるコピーライティングバイブル『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』だ。
本書では、たった一語の差で、貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」が公開されている。
今回は本書より一部を抜粋・編集しながら、たった一語で天国と地獄に分断される「怖さ」と、一語変えるだけで大きく現実が変わる「面白さ」を見ていこう。
● 【貧す人】と【稼ぐ人】の決定的な一語の違い
今回紹介するのは、「2割8割の法則」である。
【貧す人】成果を出すためには、完璧にやらなければ
【稼ぐ人】成果を出すためには、重要な2割をやらなければ
【貧す人】は、思ったことの半分も達成できない。その原因は、はっきりしている。
それは「完璧主義」。
完璧主義を貫くから、目標の半分くらいしか達成できないのだ。
だから、まずは、完璧主義を手放す。
それができないと、継続して成果が上がらず、達成感が得られない。
● 【稼ぐ人】の思考法
では、「完璧主義」をやめるにはどうしたらいいか?
「2割8割」で考え、2割の重要なポイントにフォーカスする。
すると8割の結果が得られる。
これが「2割8割の法則」。
2割の重要なことにフォーカスし、8割の結果が出たら、次に行けばいい。
最初から最後まで完璧主義を貫こうとすると、今の変化の激しい時代はなかなか前に進めない。
それより自分が理解している2割だけをやり、あとの8割は他人に教えて手伝ってもらう。
やり抜く喜びを、自分一人で独占するのではなく、まわりと分かち合う。これが重要だ。
● さらに重要な2つのこと
そして、もう1つ重要なポイントがある。「褒美」と「罰則」だ。
やり抜くためには、やり抜いたときのご褒美が大切。
「終わったらパーッと一杯やる」
「ほしかったジーンズを買っちゃおう」
などでいい。
ご褒美は確実なインセンティブとなり、大きなやる気につながってくる。
ところが、これだけだと、はじめにご褒美を買ってしまう人が出てくる。
「これは、これから頑張るためのご褒美だ」となってしまうと本末転倒だ。
だから、ご褒美だけではダメで、「罰則」が必要。
自分を罰することも考えてみよう。
「できなければ腕立て伏せ100回」でもいい。
自分なりの罰則を設けると、一生懸命やるようになる。
このように褒美と罰則、アクセルとブレーキをうまく使い分けると、やり抜く喜びを常に感じられるようになる。
【貧す人】は、ムダな8割に集中し、重要な2割を捨てる。
【稼ぐ人】は、重要な2割に集中し、ムダな8割は捨てる。
そうやって、やり抜いた結果、8割の人に喜ばれるのだ。
(本稿は『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』の一部を抜粋・編集したものです)
神田昌典/衣田順一