2024年12月30日

「なぜ私は出来ないんだろう」元・片づけられない人間が大変身できた理由

「なぜ私は出来ないんだろう」元・片づけられない人間が大変身できた理由
12/29(日) 現代ビジネス

この年末、心地よい状態で新年を迎えるべく家のお掃除や片付けに励んでいる方も多いのではないでしょうか?

とはいえ「どこから手をつけたらいいのかわからない!」
「せっかく頑張っても、どうせすぐにしっちゃかめっちゃかになるんだろうな……」と始める前からどんよりしてしまう人もいるかもしれません。

そこで今回は、以前話題を集めた『「ちゃんとしなきゃ!」をやめたら二度と散らからない部屋になりました』の著者・なぎまゆさん(@naggy2018)のインタビューを、本書籍の一部試し読みとともに改めてご紹介。

元・片付けられない人間だったというなぎまゆさん曰く、「あること」に気づいてから、片付けられるようになったのだそう。
それは一体どんなことなのでしょうか? キレイを保つのが難しい! という方、必見の内容です。

“元・片付けられない人間”という、なぎまゆさん。
親に怒られるたび、友人を家に招くたびに「ちゃんとしなきゃ!」とキレイにしても、すぐにリバウンドして元の状態に戻ってしまうことが多かったといいます。

「何故 私はきちんと出来ないんだろう」「何故 私はこうなってしまうのだろう」とずっと思っていたある時、几帳面な人の何をするにも丁寧におこなうその所作を見て、「大雑把」である自分は「几帳面」な人と同じようにはなれない、ということに気づいたそう。

「必要なのは几帳面な人と同じになる『努力』ではなく、大雑把な私でも片付いていられる『工夫』ではないか」

それをきっかけに、自分にあったやり方で試してみたところ、気づけば片付けられるようになっていたそう!

そんななぎまゆさんが、今度はご友人宅の片付けを手伝うことに。
物に溢れたご友人のお部屋を片付けながら「こうなってしまう気持ちすごくわかる…」ととても共感したといいます。

じゃあ、どうやって自分は片付けられるようになったのかーー実際の片付けの事例を漫画で振り返るとともに、なぎまゆさんが見つけた「“大雑把な人”ならではの片付けアイデア」を1冊にまとめたのが、2018年に発売された著書『「ちゃんとしなきゃ!」をやめたら二度と散らからない部屋になりました』。

「どこから手をつけたらいいんだろう」と頭を抱えている人、「何度やってもリバウンドしちゃう」という人でも、自分が知らず知らずのうちにやっている癖に気づき、片付けの知恵を分けてもらえる内容になっています。

今回改めて、「ちゃんとしなきゃ!」と思ってもそれができずに悩み続けてきた著者のなぎまゆさんに色々とお話を伺いました。

ーー“元・片付けられない人間”だったけれど、今では“ごく普通に片付けられる人”になった、とのことですが、そもそも以前はどのくらい片付けられなかったのでしょうか?

「人生で片付けられなかった期間の方が圧倒的に長いです。
子供時代は親に毎日のように『部屋を片付けなさい』と注意されていましたし、成人してからも人を部屋に招く時は、床に散らかった物をブルドーザーのようにかき集めてクローゼットに隠すのが常でした。
普通に片付けられるようになったのは、ここ数年と言っていいと思います」

ーー「何度トライしても『大雑把』である自分が『几帳面』な人と同じにはなれませんでした」とありますが、なぎまゆさんが考える「几帳面な人」と「大雑把」だとおっしゃるご自身とでは、具体的にどんなところが「違う」と感じましたか?

「無意識の時の所作です。
几帳面な人は物を出す時もしまう時も所作が丁寧ですが、私の場合、無意識の時は特に、物を出す時に周りの物が多少ズレても気づかないし、しまう時も放るようにしまったりします。
これは片付けができるようになった今でも変わりません。
だから大雑把な性格のままでも片付けが続く工夫が必要だったんです」

ーー片付けがうまくできなかった当時の「このようなことを試してみたけどうまくいかなかった」というようなエピソードがあれば、ぜひ伺いたいです。

「『床に落ちている物をかき集めて、ダンボールや紙袋に入れて部屋のスミに寄せておく』という方法です。
その時は片付いたように感じるのですが、何度も同じことを繰り返しているうちに同じようなダンボールや紙袋がいくつも積み上がって部屋は狭くなるし、必要な物を取り出すためにそれらをひっくり返したりするので、最終的には余計に散らかってしまいましたね……」

ーー本棚、書類の整理、洋服など、やらなければいけないことだらけで「一体どこから手をつけたらいいんだろう」と悩む人も多いと思うのですが、なぎまゆさんは、まずどこから着手して、今のように“片付けられる人”になれたのでしょうか?
また、「ここから手をつけるのがおすすめ!」という部分などはありますか?

「私は『場所ごと』ではなく『物ごと』に片付けることで片付けができるようになりました。
ですので『場所ごと』の片付けは基本的には推奨していません。
それでも取っ掛かりとして『場所ごと』に少しでも片付けたいという方は、物を捨てる捨てないの判断が比較的容易なので『消費期限がある物の収納場所』『愛着がない物が多く収納されている場所』がおすすめです。

具体的に言うと冷蔵庫、薬箱、洗面台の下やトイレの収納等ですね。愛着のある本や写真を手放すことは難しいですが、消費期限が切れた薬や腐った食材を手放すことは比較的容易だからです」

ーー片付けられるようになってからハッと気づいた、1番の「ご自身の変化」はなんでしたか?

「片付けでも片付け以外でも以前は『誰々が考えた方法をそのまま取り入れた結果、なぜか続かない、なぜか失敗する』ということが多かったのですが、今は『誰々が考えた方法を参考にはするけど、合わなければ自分の性格や生活スタイルに合う方法を考える』という視点が前より強くなったように感じます」

ーー片付けられるようになってから、「物の買い方」や「時間の使い方」などにも変化が起きたりしましたか? 以前と変わった習慣などがあればお聞きしたいです。

「片付けができるようになってから、自分は今、何をいくつ持っているか、何がいくつ必要なのか、自分が管理できる物の種類や数はどれくらいなのかが明確になったので、買い物をする時に『何となく欲しいから買う』ということがなくなりました。

時間の使い方については、意識的に何かを変えたわけではないのですが、物を探す時間や片付けに割いていた時間を他の時間に当てられるようになったので、その分生活や精神的に余裕ができたと思います」

自分自身が深く悩み、色々と考え試してきたからこそ気づけた「キレイを保つ方法」。
皆さんも本書を通して、「そんなやり方があるんだ〜!」と片付けのヒントを得てみてはいかがでしょうか?


なぎまゆ、FRaU マンガ部
posted by 小だぬき at 06:00 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

深刻な睡眠不足の日本人が知ったら驚く「人は眠らないとどうなるか」危険すぎる実験の末路

深刻な睡眠不足の日本人が知ったら驚く「人は眠らないとどうなるか」危険すぎる実験の末路
12/29(日) 現代ビジネス

私たちはなぜ眠り、起きるのか?
長い間、生物は「脳を休めるために眠る」と考えられてきたが、本当なのだろうか。

「脳をもたない生物ヒドラも眠る」という新発見で世界を驚かせた気鋭の研究者がはなつ極上のサイエンスミステリー『睡眠の起源』では、自身の経験と睡眠の生物学史を交えながら「睡眠と意識の謎」に迫っている。

日本人の「睡眠不足」が深刻な状況にあることをご存知だろうか。
〈経済協力開発機構(OECD)が2021年に公開した、各国の平均睡眠時間の調査結果によると、33ヵ国のうち、日本の平均睡眠時間は最短だった(7時間22分)。

日本では、例えば都心に職場がある人が、郊外に住まいをもっていて、長い時間をかけて通勤している場合も多い。睡眠に費やせる時間は、必然的に短くなりがちだ。
日本のビジネスパーソンは、通勤電車で不足した睡眠を補っているのかもしれない。
言い換えれば、人間はどんなに忙しくても、ちょっとした隙間時間で眠ろうとする。

そういえば私は幼い頃、あまりに当たり前なことに疑問を抱いていたのを思い出した。
眠るのが嫌いだった私は、「睡眠は本当に必要なのか」と疑問に思っていた。
夜になるといつも考えていたことがある。
もしこのまま眠らずに起き続けたらどうなるのだろう──。〉(『睡眠の起源』より)

実際、人は眠らなかったらどうなるのだろうか。

実は、アメリカの高校生による「断眠の実験」が行われたことがある。

〈1963年12月28日、ランディはクリスマス休暇を使って“挑戦”を始めた。
実験には協力者がいて、彼が眠らないように常に話しかけたりしていたという。

眠らずに起き続けた彼は、どのような経過を辿ったのか?

徹夜2日目、彼は目の焦点を合わせることが難しくなって、テレビを見なくなった。
3日目になると情緒の変化が激しくなり、吐き気を催した。

徹夜4日目になっても、彼は眠気に抗い、耐え続けた。
幻想や妄想があらわれ、道路標識が人間であると感じたり、自らが偉大なフットボール選手だと誇示したりしたという。

7日目あたりになると、言葉が不明瞭になって、まとまった話をすることができなくなっていた。

もう中断してもよさそうなものだが、ランディはそのまま耐え続け、なんと年が明けた1964年1月8日までの11日間、時間にして264時間の断眠記録を達成したのである。当時としては、最長の断眠記録だった。〉(『睡眠の起源』より)

その後、どうなってしまったのか。
〈後年、深刻な不眠症になったことを明かした。毎晩眠ることができず、「もう眠ることを諦めた」と語っている〉(『睡眠の起源』より)という。こうしたことからも睡眠の必要性・重要性が見えてくる。
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする