2024年12月31日

大晦日にやってはいけない6つのこと……お風呂に「年またぎで入るのは縁起が悪い」のはなぜ?

大晦日にやってはいけない6つのこと……お風呂に「年またぎで入るのは縁起が悪い」のはなぜ?
12/30(月) All About

大晦日にやってはいけない、昔ながらの言い伝えがいくつかあります。時代とともに大晦日の過ごし方も変わってきていますが、知らないよりは知っておいた方が役に立つものです。

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◆そもそも「大晦日」とは?

「行く年来る年」……大晦日から元日を境にして、終わる年と、新しく始まる年。行く年を振り返り、来る年に思いを寄せる1年の最後の日。歳末にはよく耳にする言葉です。

「日本文化いろは事典」で「大晦日」の意味を調べると、次のように記されています。

『1年の最後の日を大晦日(おおみそか)または、大晦(おおつごもり)とも呼ばれていました。
この晦日(みそか)とは毎月の末日のことです。
一方晦(つごもり)とは、「月が隠れる日」すなわち月隠(つきごもり)がなまったもので、どちらも毎月の末日を指します。

“1年の最後の特別な末日”を表すため、末日を表す2つの言葉のそれぞれ「大」を付けて「大晦日」「大晦」と言います。』

新年を迎えるための準備も終えて、家族が全員そろい、一年の無事を祝い、新年の抱負を語り合い、のんびり夜更かしができる……。そんな大晦日を迎えるために覚えておきたい「大晦日のタブー」を6つご紹介します。

◆大晦日のタブー1:長時間、火を使用する

煮焚きすると必ず灰汁(あく)が出ます。
この「灰汁(あく)を出す」が、「悪く(あく)を出す」の意味につながっています。

かまどなど、火を使うところには、火の神としてまつられる「荒神様(家の中心にあって家人を守護する)」がおられます。大晦日に火を使うと、その「荒神様」は怒ってしまいます。といっても火を使わないと年越しそばも食べることができません。火を使用するなら、長時間にならないように気を付けること。

◆大晦日のタブー2:一夜飾り

お正月飾りの代表的なものに門松、鏡餅、しめ飾りがありますが、これらのお正月飾りを大晦日に飾ることを「一夜飾り」といいます。昔から一夜飾りは縁起がよくないといわれています。

その説はいろいろあるようで、年神様をお迎えするのに大晦日に飾りつけを行うような急ごしらえでは、神様に失礼、誠意に欠けるため、また葬式の時と同じように一夜飾りに通ずるため。

弔事の際にはお通夜の準備をした翌日に葬式を執り行い、その日に飾り物を全てを取り外すため、それを連想させて縁起が悪いといわれます。

・29日:「二重の苦」や「苦が立つ」という語呂合わせとなり縁起が悪いといわれる

・30日:旧暦では大晦日とされるために、一夜飾りと同じ意味になりますが、気にしなければ問題ないでしょう。

・31日:一夜飾り

◆大晦日のタブー3:餅つき

大晦日についた餅は「一夜餅」といい、一夜飾りと同じように縁起がよくないと言われています。
また29日は上述したように「二重の苦」や「苦が立つ」という語呂合わせとなり縁起が悪いとされています。餅つきも28日まで、もしくは30日に。

◆大晦日のタブー4:大掃除

「正月の事始め」として12月13日は、お正月準備のスタートの日。
まず「すす払い」から始めます。新しい年神様をお迎えして、神棚や仏壇を清める信仰的な行事。昔は仕事を休み、家族全員一致団結して行っていました。現代では日程にこだわらず、大掃除を兼ねて年末に行うのが一般的です。

しかし大晦日に忙しく大掃除をしていると年神(としがみ)様という神様が、福を持って家を訪ねてきてくれません。
大晦日は1年の最終日。そして年神様をお迎えする日なのです。
それなのに掃除をして追い払うなんて、もってのほか! 福を払いのけてはいけませんね。掃除するなら軽くささっと、早めに済ませておきましょう。

◆大晦日のタブー5:早く寝る

大晦日の夜は眠らずに過ごすべきとされ、もし禁を破れば白髪になるとかしわがふえるという言い伝えがあります。
大晦日の夜は、訪れた年神に侍座すべき時と考えられていたからです。
神社に年籠りして夜を明かす例もありますが、現在では元旦の未明に参詣するように変わってしまっています。

年越しには火を欠かせないとする考えもあり、今では神社の境内で火をたいて新年を迎えています。

※出典:株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

◆大晦日のタブー6:年またぎのお風呂

日本では大晦日にお風呂に入る習慣を「年の湯」といい、一年の汚れを落とし、お湯につかりながら今年一年を振り返り新年を迎えます。
心身ともにリフレッシュできますね。
しかし住む地域によって「大晦日にお風呂に入るのは縁起が悪い」という言い伝えがあります。
新年を迎える時に福を洗い流してしまう恐れがあるのだからです。

また、新年を迎える時間帯は避けるといいとされています。
何の根拠もありませんが、住む地域によって昔からの言い伝えがあるようです。

中山 みゆき(冠婚葬祭ガイド)
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【ゆく年くる年】年末はどう過ごす? 「カウントダウンする」or「いつの間にか」意見続々

【ゆく年くる年】年末はどう過ごす? 「カウントダウンする」or「いつの間にか」意見続々
12/29(日) ラジトピ ラジオ関西トピックス

 お笑い芸人・はるかぜに告ぐ(一色といろ・とんず)が、パーソナリティーをつとめるラジオ番組のオンエア中にアンケートを実施。
X(旧:Twitter)のアンケート機能で、年末は「カウントダウンする派」か「いつの間にか年越し派」のどちらかを調査した。

 といろは、「カウントダウンする派」と回答。
「もともと、アイドルの方々が(カウントダウンの)テレビやってたじゃないですか。あれ毎年見てましたから」と、テレビ番組に合わせてカウントダウンを楽しんでいたことを明かした。

 一方のとんずは、
「逆にテレビをぜんぶ消して、カウントダウンせえへん」そうで、いつの間にか年を越しているとのこと。
「年越しで『わ〜!』となる気持ちがわからんねん」とも話し、年越しに特別感を得られないのだと説明した。

 そんなとんずは初詣にも行かないそうで、「何に並んでんねん、あれ。あんなん『日常から行きや』ってなる」と否定的。「人混みが苦手なためそう感じるのかもしれない」と自己分析しつつ、“いつの間にか年越し派”の心情を吐露した。

 アンケート結果は番組終盤に発表。523票の回答があり、「カウントダウンする派」が68パーセント、「いつの間にか年越し派」が32パーセントと、カウントダウンをする人が多数を占める結果となった。

「カウントダウンする派」からは、「あけおめのタイミングでわんこを抱っこしてお祝いしたい」「地元で集まってカウントダウン」「年越しの瞬間、手をつないで飛ぶ」などの楽しげな年末年始の様子がうかがえるものから、「お腹を壊してトイレでカウントダウンした」という、つらそうな体験談も寄せられた。

「いつの間にか年越し派」の人たちからは、「22時ぐらいに寝る」「気づいたら0時を回ってる」というメッセージが。
とんずと同様に、年越しというイベントに興味がなく普段通りに生活していることがわかった。

 どんな季節のイベントも、参加するかどうかは自由。それぞれ自分なりの新年を迎えられれば、それに越したことはないのではないだろうか。

※ラジオ関西『Clip火曜日』より
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「9・11同時多発テロはなかった」 気付けばとりこになる“あまりにもよくできた”陰謀論(中川淳一郎)

「9・11同時多発テロはなかった」 気付けばとりこになる“あまりにもよくできた”陰謀論(中川淳一郎)
12/28(土) デイリー新潮

 イスラエルがシリアに侵攻しましたが、この国が何かをするとネット上が陰謀論で盛り上がる傾向にあります。
ディープステートだのフリーメイソンだのユダヤマネーだのといった言葉が飛び交う。

 陰謀論は話半分に聞いておけばいい、と思ったのですが、あまりにもよくできた話であることが多く、新たな信者を作り出してしまう。
「9・11同時多発テロはなかった」「ハワイの山火事では、青い壁にしていた富裕層の家は焼けなかった」「能登半島地震は人工地震」といったことを根拠とともに熱く語られるのです。

 昔、スナックで隣り合った男性がこの手の話を自信たっぷりに語っていました。
しかも、それ用の小道具まで出して。一つは20ドル札と同時多発テロを巡るもの。札を横に向け、半分に折って紙飛行機を作ると、世界貿易センターが燃える図柄が浮かび上がる。
裏にはペンタゴンが燃える図柄が見える。
さらに、別の折り方をするとウサマ・ビンラディンを表す「OSAMA」の文字列が現れる。
20は「9+11」である。よって、20ドル札は9・11を予想していたのだ! 

 続いて彼はタバコのマルボロを出す。
パッケージには「K」に見える図柄が三つ。
これは白人至上主義団体のKKK(クー・クラックス・クラン)を表す。箱を180度ひっくり返し、Marlboroの文字列を上半分隠すと、Mの縦線部分2本が出てきて、これは木につるされる黒人を表すそうです。
lとbは地面に立つ白人だと言います。
続いて「しかもだね、この真ん中に2本脚で立つ2頭の馬の脚部分の空白は白い頭巾のように見え、これはKKKの頭巾なのですよキミィ!」

 私はすっかり彼の漫談というかプレゼンのとりこになり、ゾワッとするとともに、この話を誰かにしたくなってしまったのでした。
まあ冷静になると後付けでうまい話を誰かが作りそれを彼が紹介した、ということだと思いますが。
ハワイの「青い壁」については、アニメ「ザ・シンプソンズ」で火事が発生した後、青いモノだけが燃えずに残っていたシーンがベースにあり、ハワイで焼け残った青い壁を関連づけたということでしょう。

 陰謀論といえば、2018年には元号を巡り日本でも発生しました。
当時、各メディアは元号を予想する企画を展開していましたが、歴史学者らが「安」の文字を挙げるわけです。
さらに「年号ワイン.com」というサイトが新元号を予想するキャンペーンを行ったところ、トップ10では1位の「安永」に始まり「安」は6件入りました。
すると、反安倍政権派が「独裁者の安倍晋三に対する忖度だ!」とネットで大騒ぎ。

 結局「令和」になりましたが、これに対しても「国民はアベの命令を聞け、ということか!」とまた不満が噴出。
アベ憎しでもそりゃこじつけでしょう、と私もこの騒動に便乗。
ツイッターで「令和はローマ字でREIWA。これはReturn to the Era of Imperialism With Abe、を意味する。
アベと共に帝国主義の時代に戻ろう、ということだ」と書きました。

 当然フザけて書いたのですが、これがまさかのネットニュースに掲載されるというトホホな事態を思い出しました。

「週刊新潮」2024年12月26日号 掲載
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警察官“ノルマ”のため12月に「交通違反取り締まり」強化する?

警察官“ノルマ”のため12月に「交通違反取り締まり」強化する? 「やった・やってない」水掛け論になったときの対処法
2024年12月20日 弁護士JPニュース

12月は警察官が交通反則切符のノルマを達成するために取り締まりが多くなる――。
このようなうわさを見聞きしたことがある人も少なくないかもしれない。

警察庁の資料「令和5年中の交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況等について」によれば、昨年、特に検挙数の多かった違反は
0@一時不停止(126万7094件)、A最高速度違反(88万8500件)、B放置違反金納付命令件数(64万6973件)、C通行禁止(61万6174件)、D信号無視(42万8565件)だった。

取り締まりをめぐっては、警察官とドライバーの間で「やった・やってない」の水掛け論になりやすいが、もし身に覚えのない交通違反で呼び止められた場合、ドライバーはどのように対処すればよいのか。

「12月は取り締まり多い」うわさの真相は?

まず、「12月は警察官のノルマ達成のために取り締まりが多くなる」といううわさは本当なのか。
元警察官のN氏は「ノルマというより、そもそも12月は交通事故が多くなるため取り締まりが強化される」と話す。

前出の警察庁資料を見ると、例年、交通事故死者数は12月がもっとも多くなっている。

月別死者数の推移(警察庁「令和5年中の交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況等について」より)

「人身事故はもちろんのこと、忘年会シーズンということもあり、飲酒運転への警戒も強化されます」(N氏)

「なぜここが通行禁止なのか」ゴネるドライバーに警察官は…

交通違反の取り締まりをめぐっては、警察官とドライバーの間で「やった・やってない」の水掛け論となることも少なくないだろう。
取り締まりの“基準”について、N氏は次のように話す。

「たとえば信号無視なら、確実に赤信号に変わってから交差点に進入するなど、『相手が言い逃れできない状況』でなければ、基本的には取り締まりをしません」

ところが、確実に違反をしている状況であっても“ゴネる”ドライバーは珍しくないという。

「明らかに通行禁止の場所に入ってしまっていても、『なぜここが通行禁止になっているのか』『なんで曲がる前に言ってくれなかったんだ』など理不尽なことを言われるのは日常茶飯事です。

しかし、いくらゴネたからといって警察官が見逃すことはありませんし、運転免許証の提示を求めても応じることなく、説得にも応じない場合は、現行犯逮捕に踏み切る場合もあります」(同前)

なお判断が微妙なケースであっても、危険性を感じる場合は、事故防止のためにドライバーを呼び止めて「このあたりはスクールゾーンになっているので気をつけてください」など警告することはあるそうだ。

身に覚えのない場合の対処法

警察官が基本的に「確実な違反」と判断した場合にのみ取り締まりをするとして、もしドライバー側が身に覚えのなかった場合、どのように対処すればよいのだろうか。
交通事故に詳しい伊藤雄亮弁護士は次のように説明する。

「まず、警察官に呼び止められたとしても、それ自体はあくまで任意の事情聴取であり、刑事訴訟法上、強制されるものではありません。
だからといって逃げたり、怪しいと思われる行動をむやみにとるなどした場合は、マークされたり、逮捕されるなど不利益を被る可能性もあるでしょう」

もし「絶対に違反していない」と自信を持って言える場合は「基本的にはきちんと止まって対応し、潔白を強く主張することが穏当な対処法」(伊藤弁護士)だが、実務経験上、次のような場面に遭遇することも少なくないという。

「交通違反単体の争いが裁判にまで発展するケースはまれですが、たとえば交通事故の刑事訴訟や、過失割合を問う民事訴訟では、違反の有無について争われることがよくあります。

これらを見ていると、本人は『違反していない』と自信を持っていても、よくよく調べてみると実は違反していた…ということは珍しくありません。

交通違反においては、いくら主観的に『絶対にやっていない』と自信があっても、証拠を突き付けられたときにどこまで強く出られるかは、ケースバイケースなのではないかと思います。

ただし『袴田事件』に代表されるような、捜査機関の違法な取り調べによる冤罪事件は実際に発生しているので、捜査官の誘導に乗らないよう警戒することは大事です」(同前)

年末に向けてスケジュールにも気持ちにも余裕がなくなっている人は少なくないだろう。
取り締まりを心配するよりも、まずは違反を疑われないような安全運転を心がけることが合理的なのかもしれない。
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする