2025年01月12日

周りの人の言動を気にしすぎてしまう…臨床心理士が解説する、3つの原因と対処法

周りの人の言動を気にしすぎてしまう…臨床心理士が解説する、3つの因と対処法
1/10(金) ヨガジャーナルオンライン

周りの人のちょっとした言動を気にしすぎていませんか?
「小さいことをいつまでもくよくよ気にしている自分が嫌だ」と思い悩んでいる人もいるかもしれません。
今回は周りの人の言動が気になってしまう原因と対処法について解説します。

■周りの人の言動を気にしすぎるのはなぜ?

まずは、周りの人の言動が気になる3つの原因について解説します。

■■他者に嫌われたくない

周りの人の言動を気にしすぎる原因の1つは「他者に嫌われたくない」こと。

自分の意思と周りの人の意思がずれるとケンカになったり、嫌われたりするかもしれません。
そんな事態にならないために、徹底して周りの人の言動をキャッチし、それに合わせてしまうのです。

■■過去のトラウマ

周りの人の言動を気にしすぎる原因の2つ目は「過去のトラウマ」です。

例えば、過去にみんなの前で失敗をして、笑われたり、からかわれたりした体験があると、「二度とあんな思いはしたくない」と考えます。
その結果、周りの人が自分のふるまいに対して、悪いことを言っていないかを過剰に気にするようになります。

■■完璧主義

周りの人の言動を気にしすぎる原因の3つ目は「完璧主義」です。

いつも「絶対に失敗しちゃダメだ」「100点じゃないとダメだ」と考えています。
もちろん、周りの人からも高い評価を得なければ満足できません。
万が一にも悪い評価をつけられはしないかと、いつも気にしています。

■周りの人の言動を気にしすぎない対処法

ここからは、周りの人の言動を気にしすぎない対処法を3つご紹介します。

■■色々な考え方を持ってみる

周りの人の言動を気にしすぎる人は、「周りの人の言動に合わせられないと嫌われるに違いない」「油断していると笑われるに違いない」などネガティブな確信を抱いています。

しかし、もっと別の考え方もできるかもしれません。例えば、

「この程度のことで嫌われることはないだろう」
「嫌われたならそれまでの関係だったんだ」
「私が〇〇しても、××さんは笑わないだろう」
「笑われても一緒に笑えばいい」
などです。

ほかにも色々な考え方ができるでしょう。

柔軟に考えることで「周りの人の言動を気にしなければ」という気持ちは少しずつ和らいでいきます。
自分では考えられない人は、家族や友人に「あなたならどう考える?」と尋ねてみても良いかもしれません。

■■小さな成功体験を重ねる

周りの人の言動を気にする人は、自分の選択に自信がなく、他者の選択に頼りがちです。

自分の選択に自信が持てるように、小さな成功体験を重ねましょう。

例えば、
・自分の食べたかったお菓子を買ってみる
・自分の行きたかった映画を観に行ってみる
・気になっていた喫茶店に入ってみる
・自分の好きなぬいぐるみを買ってみる
など、
自分の意思を実現してみるのです。

自分の選択の結果、ポジティブな体験ができれば、少しずつ自分の選択に自信がつきます。
その結果、周りの言動ばかりに振り回されなくなっていきます。

■■あえて失敗してみる

周りの人の言動を気にしすぎる人は、あえて失敗してみるのも1つの手。

例えば、次のような失敗です。

・周りの人の意見にあえて違う意見を言ってみる
・シャツのボタンをわざとつけ忘れてみる
・完璧ではない書類を提出してみる

わざと失敗しても、「思ったより笑われなかった」「完璧じゃなくても問題なかった」などの体験を重ねることで、「そこまで周りの言動を気にしすぎなくてもよかったんだ」と実感できます。

■おわりに

「いつもより周りの言動が気になる」という場合は、心身の調子を崩しかけている可能性があります。
意識的に休息をとりましょう。
周りの言動が気になりすぎて、日常生活も苦しい場合は、医療機関の受診をおすすめします。

ライター/佐藤セイ(臨床心理士)
posted by 小だぬき at 02:03 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

税務署に「狙われやすい人」5つの特徴とは?

税務署に「狙われやすい人」5つの特徴とは?
2025年01月11日 ダイヤモンドオンライン

人生100年時代、お金を増やすより、守る意識のほうが大切です。
相続税は、1人につき1回しか発生しない税金ですが、その額は極めて大きく、無視できません。
家族間のトラブルも年々増えており、相続争いの8割近くが遺産5000万円以下の「普通の家庭」で起きています。

本連載は、相続にまつわる法律や税金の基礎知識から、相続争いの裁判例や税務調査の勘所を学ぶものです。
著者は、相続専門税理士の橘慶太氏。相続の相談実績は5000人を超えている。
大増税改革と言われている「相続贈与一体化」に完全対応の『ぶっちゃけ相続【増補改訂版】 相続専門YouTuber税理士がお金のソン・トクをとことん教えます!』を出版する。
遺言書、相続税、贈与税、不動産、税務調査、各種手続という観点から、相続のリアルをあますところなく伝えている。2024年から贈与税の新ルールが適用されるが、その際の注意点を聞いた。

■どんな人が税務署に狙われるのか?

 本日は「相続と税務署」についてお話をします。
年末年始、相続について話し合った方もいらっしゃるかと思います。ぜひ参考にしてください。

 本日は「税務署に狙われやすい人、5つの特徴」というお話をしていきます。

■@富裕層
 1つ目の特徴はズバリ「富裕層」、いわゆるお金持ちですね。
資産規模が大きい人ほど、税務調査が入りやすい傾向があります。
税理士の間では、資産が3億円を超えてくると、かなり高い確率で税務調査が行われると言われています。
また、基礎控除を少し超えるくらいの規模の方でも調査が入ることがあります。

「大きな財産がないから大丈夫」というわけではありません。
地域によっても“富裕層”の基準は変わります。
例えば、東京の港区や世田谷区など、全国的にお金持ちが多い地域とそうでない地域とでは、基準が変わります。
仮に同じ財産規模でも、その地域の「富裕層」に入ってしまうと、やはり調査対象になりやすいという傾向があります。

■A経営者・個人事業主
 2つ目の特徴は会社の経営経験がある方、もしくは個人事業主としてビジネスをしていた方は、調査に入りやすいですね。
私が立ち会った調査を振り返ってみると、経営者だった方が非常に多いです。
会社経営をしていた方の場合は、個人の財産だけでなく会社の財産もチェックされ、株主名簿を見せてほしいなど、法人と個人との間で何か不自然な取引がなかったか確認されます。

 歯科医や弁護士など、個人で開業している専門職の方も同様です。
要するに、自分で事業を行っていた経歴がある方は、注意が必要ということですね。

 さて、残り3つの特徴を見ていきましょう。

B海外への送金(または受け取り)の経験がある
 3つ目の特徴は、海外への送金(または受け取り)の経験のある方です。
海外にお金を送ったり、海外からお金を受け取ったりしたことがあると、かなり高い確率で調査対象になると考えていいでしょう。
100万円を超える送金や受金があると、銀行から税務署に報告が上がります。
送金理由が「親族への贈与」といった場合は、特に問題視されやすいです。
最近は海外との取引について税務署が非常に敏感になっていますので、該当する方は気をつけてください。

C生前の高収入に比べて相続財産が不自然に少ない
 4つ目の特徴は、高収入だった方です。
税務署は「KSKシステム」という国税総合管理システムを使って、その方が生前中どれくらい稼いでいたか、資産をどの程度持っていたかを把握しています。
たくさん稼いでいたはずなのに、申告された相続財産が極端に少ないと「何か隠している」と疑われる。
 実際には、被相続人が生前にたくさん使い切ってしまっただけでも、税務署側にはわかりません。
使い道がギャンブルであろうが何であろうが自由ですが、「少ないな」と思われると、やはり調査対象になりやすいわけです。

 所得水準がそれほど高くないのに、たとえば3000万円、4000万円といったまとまったお金を持っているとします。
自分で貯めたわけじゃないと疑われるわけです。
「このお金、元々どこから来たの?」という話になります。

 たとえば25歳や30歳くらいの若い方が不動産を購入した場合、住宅ローンを組まないで抵当権が設定されていなかったりすると、「この年齢で現金一括払い?」と不自然に思われます。
普通は銀行が貸し倒れを防ぐため抵当権を設定するんですが、それがないと「親から資金援助があったんじゃないか?」と推測されます。
資金援助があれば本来は贈与の申告をする必要がありますし、親から借りているなら貸付金として申告しなければなりません。
つまり、亡くなった方だけでなく、家族全体の財産構成までチェックされることがポイントです。

D所得・年齢に不釣り合いな財産を持つ親族がいる
 5つ目の特徴は、所得水準や年齢に見合わない財産を持つ親族がいるケースです。
例えば、小さいお子さんの通帳に明らかに不釣り合いな金額が入っているとします。
働いていない子供なのに、なぜこんなにお金があるんだろう、となるわけです。
年間110万円を超える贈与には本来申告が必要ですし、それをしていなければ、子供名義の財産も相続財産として扱われ、後々問題になる可能性があります。
名義預金と呼ばれるパターンですが、こういった不自然な財産の動きがあると、当然税務調査の対象になりやすいというわけですね。

 年末年始、相続について話し合った方もいらっしゃるかと思います。ぜひ参考にしてください。


(本原稿は『ぶっちゃけ相続【増補改訂版】』の一部抜粋・追加編集を行ったものです)

posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする