今日のニュースに 警察庁発表で今年1月〜11月までの硫化水素使用による自殺者が1007人に上る数であったということに 驚きました。
学年2クラスの小学校の全児童 2校分以上の数になります。私自身、以前「うつ」のため睡眠薬自殺未遂を起こした当人として、「生きることより死のほうが幸せ」との感覚に襲われることがあることは理解し得ても この人数には戦慄さえ感じます。
今、「未遂」で終わり生きている私は「明けない夜はない」を信じたいと思うのです。
「死んでは、以後 訪れるかも知れない喜び・楽しみ・希望」すら断ち切ることになるからです。
自殺する決意??より生きる決意の方が辛いことがあることを 率直に認めた上で、無意味で無残で周りに悲しみだけを与える死だけは止めて欲しいと思います。
変な言い方ですが、私が感銘を受けた「死」の記憶で鮮明なのは、ベトナム戦争当時の「戦争反対」との主張による僧侶の焼身自殺以外ありません。
その僧侶の「死」が ベトナム戦争終結、ベトナム独立の転換点になったからです。
もし、「死」以外選択できない状態に陥ったとしたら ベトナム戦争で反戦の機運を一挙に高めた僧侶のような「主張のある死」を選択できないものか・・・・などとも不謹慎ながら考えてしまうのです。
日本の自殺者は 年間1万人を超えるといわれてから下降することはなく増えつづけているのですが、
一人一人の動機・背景は違っても 残るものに悲しみを与えるだけの死は許されないことだと思うのです。
誤解を恐れずに言うと、それならば、国会・厚労省・国交省などの前で、「もう私のような自殺者を出さない世の中にしてくれ!!」との「主張のある死」を選択して欲しかった・・・。
寿命がきたら嫌でも「死ななくてはならない人間」、そんな寿命ある命をわざわざ自分で断ち切るより「ドロに這いつくばっても 罵られても天命を全うする道を選択」して欲しいと願うのです。
世の中には、不必要な人など一人もいない、死を覚悟するなら寿命まで先送りしても これ以上は悪くなりようがないと居直って欲しいと願う小だぬきです。
2008年12月11日
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