2008年12月14日

納得できない国費投入!!

今日の読売新聞に「砲弾30万〜40万発か、旧日本軍の遺棄兵器試掘スタート」と化学兵器砲弾の処理を日本側で行うとの報道がありました。

戦史に関心があり 長年「太平洋戦争・アジア戦争」について読んでいた私には、ここで膨大な税金投入をする政府の意図が全く理解できません。
 
防疫給水研究の名目で 悪名高き737部隊(石井部隊)が 細菌実験や凍傷実験を中国の方々の人体実験のもとに進めた汚点は率直に 私自身は認めます。

ただ、敗戦間際に石井部隊からの援助のもとに製造された砲弾が 膨大に残っていたとしたら、その点については 日本人として誇りに思うのです。使用しなかった点についてです。

それにしてもこの報道について疑問に思うのは、敗戦間際にそれほど膨大な数の砲弾を 旧日本軍自身の手で採掘廃棄し細菌兵器の隠匿を図る余裕があったのかという点です。

敗戦とともに「旧日本軍」は、各地で武装解除され捕虜になっています。

常識的には、武装解除させられた武器の管理権は、その時点で戦勝国に移管されているはずです。
発見された砲弾類にしても 武装放棄をさせた中国政府に引き渡されたと解釈し理解するのが自然だと思います。

そうであるならば、旧日本軍を武装解除させて得た兵器・弾薬類を中国自身の理由で廃棄処理をしたとみるのが普通ではないでしょうか・・・・・

国民党と共産党の内戦の中、「使用されなかったのは不幸中の幸い」ですが、本当に武装解除前に隠匿放棄したのが旧日本軍なのか 戦勝国で武装解除した中国軍なのかは 報道としてしっかりと伝えて欲しいものです。

その点について、詳しく事情をしっている方、文献があれば教えて欲しいと思う小だぬきです。

戦時法規で「武装解除」された敗戦国に「武装解除された兵器・弾薬」の処理責任があるのか、教えて欲しいと思う小だぬきです。

そうでないなら、なぜ中国のいいなりになって処理費用を日本政府が出すのかは、私自身理解不能に陥ります。

posted by 小だぬき at 15:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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