2008年12月16日

出勤拒否・登校拒否・・・

エスケープしたい、休みたい思いは、誰にでも経験の1つや2つはあるのではないでしょうか・・・・・
 
私の発症前にも 出勤路線とは別の東海道線下りに乗ったら 湯河原・箱根・熱海には日帰りできるかな?との思いを残して、出勤路線に乗ることがありました。
疲れのための「現実逃避」願望とでも言える思いです。

そんな話を 何かの折りに両親に話した時、「昔から お前はわかりやすい子だった」などと話の肴にされてしまいました。

お葬式や病院見舞い、慰安旅行などに連れていくと決まって「気持ちが悪い・お腹が痛い・頭が痛い」と早く帰りたがったものだ。また、田舎に連れて行っても、嫌いな人の前では必ず「頭が痛い」がでたものだと 言われました。感情と身体の反応がうまく?連動していた子供だったとのこと。

多かれ少なかれ、何らかのストレスに直面すると 私のような回避行動や症状に現れた経験のある方は多いと思います。
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ただ、何らかの理由で長期化した場合が問題なのです。

@怠学や本人のやる気の喪失
 
 これなら問題の根は浅いのです。地道に「分かる楽しみ・できる喜び」を自覚させればいいし、やる気がもてるような課題設定を与え達成感を与える環境を用意してあげれば 比較的容易に短期解決も望めます。

A環境不適応を起こした場合

 @これが一番やっかいなのです。本人すら何が原因か つかみきれない場合が多いからです。
対人関係の縺れなのか、その組織・部署に問題があるのか、いろんな問題が複合して生じているのか、
成人なら「心療内科」、児童・生徒なら「小児心療内科」の受診が 解決を早くします。

 @これに身体的症状(下痢・便秘・睡眠不足)などが、表れたら 上記診療科には行っておいてソンはないハズです。内科では原因不明としか思えないのがストレス性疾患ですから。

 @現在、私は受診したから「障害2級」になっていますが、受診しなければ 原因不明でより悪化させていたと思うとゾーッとします。
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 私の教え子の中にも 中学校の教科担任制や予習・復習前提の学習スピード、友人関係のもつれ、部活動等から登校拒否に陥った子がいます。 まだ公立学校の休職教員として不適切な発言ですが自分の居場所をしっかりと持ち 自ら学習に取り組めれば、自分の選択で進路は開けます」
この場合は、本人というより「組織」の在り方の方が問題なのです。

 また、担任を外れてから 引きこもりになり成人を超えた子がいます。彼女は、小学校の時 友達から言われた「顔がでかいな」の一言がトラウマになり 引きこもり生活に入りました。

心身の健康な時は、なんでもないことがストレス耐性が弱まると ストレスを受け止めたり 跳ね返す弾力性・余裕が心になくなってくるものです

もし、今ストレスで心身が不調な方は、私のように悪化させる前に 心療内科・精神科に抵抗をなくし 気軽に受診して欲しいと願っています。

posted by 小だぬき at 21:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | うつ病について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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