昨日、メンテナンスの影響で 小だぬきさんのブログが開かないので心配しています、とのメールを頂きました。読者の方には、ご心配をおかけいたしました。無事、復旧しました。
昨日の朝の「人に優しい街づくりを」と同趣旨の発言を 夜のTV太田総理の討論で「森永卓郎」さんが発言し、私だけではなかったのだとホッとしました。道路族から反発を受けていましたが・・・・・。
今日は、タイトルは固いのですが、今の企業の生産計画そのものが エコ社会・リサイクル社会・メンテナンス重視に逆行していないかとの素人の単純な思いを書きます。
トヨタがリストラを正当化するように通年期決算で赤字の見込みとの発表を一昨日しました。
これを含め、企業が毎年、大量の新製品を出し 売ること自体に??の観点が必要ではないかと思うのです。
「もったいない」の精神に基づいた、企業の在り方への転換期ではないかと思うのです。
毎年、企業が新製品を出し、それに見合った買い換え需要が果たしてあるのか・・・、また短期間で買い換えなければならないような粗悪品を売っているのかとの問題です。
戦後の一時期、日本製品は「粗悪品」の代名詞のように諸外国では評価されていたのを 「日本製品だから買う・安心だ」までに信頼を勝ち得たのは、ソニーやビクター、プリンス自動車、ホンダ、ヤマハなどの技術陣が必死に「よりよき技術の追及」をし信頼を獲得した「物作りへの拘りと執念」でしょう。
今の新製品にそのような「信頼性」が失われていった結果の販売不振ではないでしょうか??
私のように昭和20年代・30年代に幼少期や少年期を過ごした者には、生活は今と比べ貧しかったけれども
「希望と活気」があったように思います。
また、電化製品にしても「街の電器屋さん」に気軽に修理に出せる店舗網がありました。
今はどうでしょう・・・。「修理するより新製品を買った方が安いよ」とか「街の電器屋」さんが消え「量販店」全盛。
エコ対策といっては、大量の廃棄物がでる社会構造が異常なのではないかとの視点は忘れてはならないと思うのです。
2011年の「地上デジタル放送」開始などは、いくら電波枠の有効利用といっても まだ十分に使用可能なTVにすらチューナー購入や買い換えを強制する「エコ・リサイクル・環境」問題に反逆する施策ではないでしょうか・・・・
この不況を境に「大量生産」する企業の体質改善を図り、長く・安心して使える「物作り」の原点に立ち返るチャンスだと思うのです。
なぜトヨタが「赤字転落」になったのか、よく吟味して欲しいのです。
販売店はあっても「修理・メンテナンス体制」が不十分なら、今後ますます売れなくなるのは当然ではないかと素人ながら思う小だぬきです。
「物づくり」の原点と「適正な企業規模」が問われる時期にはいってきているように感じます。
2008年12月20日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック