2008年12月20日

素朴な疑問

今、不況で企業のリストラが問題になっていますが、別な視点で見ると「違う側面」が見えてきます。

まず、気になるのは、派遣・期間工・パートなどの雇用形態を 「選択」したのか」「選択せざる得なかった」のかで 分けて考えなければいけないのでは・・・と思います。

報道で私だけではないと思うのですが、「帰る家がない」「貯蓄がない」という労働者に「えっ」と疑問や何かおかしいと感じる人も多いのではと思うのです。

1派遣の場合は、契約が派遣会社からの派遣という形式をとります。派遣会社に登録した人達が他に雇用がなく 派遣会社登録のみしか生活の糧を得る道がなかったのか・・・との点です。

 @不可解なのは、派遣契約した際 所得税・住民税・県民税・年金・保険などの「義務」の部分を きちんと派遣会社の方で天引きしているのか・・・という点です。
 Aましてや長期派遣の場合、住民登録はしているのだろうかという点も気になるのです。
 B派遣社員で「帰る家がない」というのも ???を感じるのです。

2期間工・パート・臨時雇用についても 「その雇用形態」が強いられたものか、自らの選択かで 考え方に??がつくのです。

 @貯蓄がないというほど 苛酷な勤務形態・低額雇用だったのか・・・。
 A派遣の場合と同じく、3K(キツイ・きけん・きたない)労働すらなく 応募したのかという点です。
 B「帰る家がない」というのも??です。
 Cこれも派遣と同じなのですが、所得税・住民税・県税・年金・保険などの「義務」の部分はきちんと支払った上での労働だったのだろうかという点です。

◎リストラされる・されかねない多くの人が 本当に「家族がいない、家庭がない」、一人だけで身内なしというのが真の姿なのだろうかという点です。


この年末のリストラ多発で、私も 企業=悪、派遣・期間工=善との立場で意見を書いてきましたが、
もし自ら「派遣労働、期間労働・臨時工」という就労形態を選択したのなら 善悪論以外に問題設定をしなければならなくなります。

以前から言われていた、「我慢のできない若者達」「ホームレス」などの受け皿に 派遣労働・期間工があるのなら 今行政のしている救護策ではない対策を考えていかなければならないでしょう。

また、各種の税金のがれのための選択なら より悪質になるのでしょう・・・・

一面的な見方から、全てをみると「木をみて森を見ない」ことになりかねません。

企業の雇用の在り方とともに就労する人達の在り方も 問題を正確に認識するためには必要な視点だと日を追う事に感じはじめています。

これを読んで下さった読者の方は どう感じていますか・・・・・。
posted by 小だぬき at 15:33 | Comment(4) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
安と申します。

突然失礼いたします。

犯罪組織は、世界どこの国でもあります。
しかし、
世界どこの国でもある犯罪組織とは違って、
一部の政治家、裁判官、警官、全国役所の一部役人、医師、先生、
PTAの一部役員、町会の一部役員、市民団体を始め各種団体の人、
芸能人、システムエンジニア、実業家、ヤクザなどが組織のメンバーになって、
ITという最先端技術を使い、
裏で日本の社会を支配している組織が日本にいるとしたら信じますか?

この組織の掲示板には「世界征服」「助成金」などが書いてあり、
私がアクセスした直後になくなりました。

詳細なことは、
お手数をかけて申し訳ございませんが、
http://blog.yahoo.co.jp/ansund59 をご覧ください。

偽警官が警察署を自由に出入りし、偽裁判官が裁判所で法の悪用をし判決をし、
裁判記録の改ざんもあり(最高裁判所まで)

Posted by an at 2008年12月20日 19:35
「安」さんへ、ご訪問とコメントを有り難うございます。
上記のブログを読ませて頂きましたが、時系列がまちまちでアクセスしたため 今一つ事情が飲み込めていません。お許し下さい。

ただ言えることは「日本に生まれてよかった」と真から願う気持ちになれるよう「この国」を良くしたい気持ちは同じです。

時間を見つけながら、事情をより詳しく知りたいと思います。私のブログは、うつ病患者の目からみたつれづれを記録していますが、いつでも立ち寄って頂ければ幸いです。
Posted by 小だぬき at 2008年12月20日 21:22
ここでも、小だぬきさんに勇気づけられています。ありがとう。以前、「期日前退職は恥だ。」と思っていましたが、これが、一般的になってきた、苦しんでいるのは自分だけではない、国の責任もあるという世論になってきて、考えが大きく変わりました。仕事が元で、病身になってしまい、悔しかったですが、あとどこまで生きれるかわかりませんが、輝いて前向きで行かないと、ほんとうに寿命が縮まってしまうと悟っています。やっと、気持ちが落ち着いてきたという昨今です。あと1日、温泉でのんびりすることに決め、滞在を延長してよかったです。
Posted by parmerhuse at 2008年12月21日 08:34
私も「早期退職」に3月末でなります。

仕事で生きる喜びが得られなくなりつつある今、自分の後半人世を自分のために使いたいと思っています。

1日でも長く、この国がどうなっていくのか、どう自分が関われるのかを見つめていきたいと思っています。

温泉でのんびりと身体を癒してくださいね。

parmerhuseさんもあと10年で「共済年金」早期受給の資格ができるのですから・・・。
Posted by 小だぬき at 2008年12月21日 09:58
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック