国と地方の赤字合計が 800兆円に達したという報道がありました。
財政赤字は、先進国で第1位だそうです。
赤ちゃんから老人まで1人あたり数百万円の借金ということになる計算です。
今年も歳入の倍以上の予算を組むとのこと。
いずれ国債や地方債の償還の時期には 「破産」に近い財政状態になることは明かです。
財務省や会計検査院などが いくら踏ん張っても 政治の理念なきバラマキが続く限り この状態は続くのでしょうね。
国民年金納付率も年々低下とのこと、制度の根幹そのものが揺らいでいる証拠ですね。現役世代が年金世代を支える今の制度では、まともに現役時代に年金を納めた人たちが 受け取る段階で財源不足で受給額が減るという負の連鎖に入ってきています。
私など素人が考えても、決して安くない年金掛け金や保険掛け金を天引きされながら 将来赤字見込みだから「我慢を!」と言われても 到底納得できるものではありません。
もう「先進国」幻想をすて、「赤字再建国家」と位置づける必要はないのでしょうか・・・・
当面は過疎地対策に重点を絞り、都市化した部分のインフラ整備を止めるとか、医療・福祉・低所得者に重点を絞るとか、警察・消防・自衛隊・海上保安庁の重複した任務と装備を一本化するとか、徹底して国民生活を守った上での贅肉落としの「再建団体としての国家施策」が求められていると思うのは小だぬきだけでしょうか?
企業活動は、「民間活力」が大事といっている政府なのですから、国の規制・認可・許可を大幅に見直し、「民間活力にまかせる」ということも大事でしょう。私が応援するクロネコヤマトは、消費者のための認可を認めないのはおかしいといって 旧運輸省と全面対決をしながらも宅配便を守り抜いた会社で、その経緯を知っているからこそ 顧客は「安心して」利用し応援しているのです。
未だ、政府や野党にも「先進国」幻想があるようですが、国民は「赤字国家」のツケを生活で実感しています。あれもこれもの施策はもう止めて、国民に希望ある施策に重点化を示して欲しいと願うものです。
それと余計な思いですが、政治家の資産公開を見て、政治家はもともと資産家なのか、政治家だから資産がもてるのか・・・・、国税局で過去に遡って税務調査をして欲しいなどとも思う小だぬきです。
2008年12月21日
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