私は、大学時代にデパートの「苦情処理・商品再送」の仕事を 一時やっていて地理・土地感には自信をもっていたのですが、ましてや教員の仕事というと出張も日帰り圏内で決まった所で 迷うことなど考えもしなかったのですが、5年前に買った「日本大地図」をみて、市町村の合併などで 正確な「現市名」が分からなく、 ニュースにでる地名との対比・位置関係が頭にすぐ浮かばない状態になってきています。
趣味の地図・時刻表で仮想旅行が困難にもなっています。ついつい旧市名で検索するものですから、パソコン上でも???が多くなりました。また夜行列車廃止なども迷わせる原因の一つです。
また、スイカを利用し電車に乗るものですから 値段と距離についてもいつの間にか???です。
世の中便利になっているのでしょうが、本当に「浦島太郎」のように街の変貌などに戸惑うことが多くなりつつあります。
今、推理小説を読むつもりで 地下鉄や新路線で「国会」に行くには・・・とか、四ッ谷に行くには・・・、靖国神社にいくには・・・・などと目的地を指定して ルート探しに没頭する時があるのですが、地下鉄は未だに「迷路」のようで どこで何線に乗り換えるとパソコンが示してくれても 地図で路線を追うのが難しい状態です。
あの地下鉄や山手線をはじめ「ダイヤグラフ」を作成している人は、超人ではないかと驚くのです。
たまに地図片手で散歩すると まだ何年も休職したわけではないのに、「冒険」している気になるから不思議です。
降り口一つ間違えるだけで、国会の参議院口にたどりつくまで長い散歩も余儀なくされることもあります。たまに傍聴手続きをすると 荷物を預けて身一つでの入場。一人だと衛視まで同行と「オレは犯罪者扱いか、主権者は国民一人一人だぞ!!」などと思います。
テレビでは迫真の乱闘劇も本会議などは、たんたんとつまらない儀式をみている気分に・・・。
まぁ「何でもみてやろう」「何でも好奇心をもって観察しよう」との 小田実さんの冒険心には到底及びませんが、療養のために散歩範囲を広げつつある今、まだ「群衆の中の孤独感」は感じますが、傍観者にならないよう「散歩に意味を早く持たせたい」と思う小だぬきです。
2008年12月22日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック