2008年12月23日

消費税の値上げ論議

この国の政府は、未だ「先進各国より消費税が安い」から、値上げをなどと主張しています。
都合のいい時にだけ「諸外国」との比較を出します。

世界のどの国が、米軍の駐留経費を「思い遣り予算」で支出しているか・・・・。首都圏に他国の軍隊の基地があるか・・・、米軍の再編予算の負担をしているか・・・など 都合の悪い点は出さないでです。

また議員歳費や政党助成金を貰いながら、政治資金パーティや企業献金を受け取る矛盾なども「見ざる・聞かざる・言わざる」です。

縦割り行政の許認可が複雑で 同じことでも違う手続きが必要なこと・・・(国道・県道・市道・私道)や(水道・ガス・電気)などの工事の統一計画がないこと・・・・等々 探せばいくらでもでてくるでしょう。

「国土防衛」をになう自衛隊にしても、日米安保条約でといいながら、いざとなったとき武器・弾薬が規格が違うため共用できない「国産兵器」の開発など矛盾点が一杯。

縦割り行政を是正して、横断的な施策のための行政改革を!!  と叫ばれて久しいのですが、官僚の抵抗が強いからと いつも骨抜きにしている政治家の「理念」のなさ・・・。

その中でまたもや浮上したのが「消費税値上げ」

導入の際、薄く広く消費者に負担を頂く、税の特性から「目的税」にはできない、「一般会計」に。申告・納税の煩雑さをさけるため ある一定の売り上げ以下の店については「消費税」の申告はいらない。などと
0%から3%、5%に値上げした経緯は、国会議事録をみれば明かなのに、今回は堂々と「福祉目的」のための目的税としてお願いしたいという矛盾。
要は、「取りやすいところから取る」、名目はどうでもいいという無節操な暴論だと思います。

導入前から要望の強かった「生活用品・食料品・医療・介護」などの低所得者の負担をなくし、高級消費財のみに「消費税」をかけるべきだとの議論も 忘れ去られているようです。

それは、一人1万円以上ですか、物品税をすでに課税しているため、消費税論議と物品税論議がブッキングするため避けざる得ないのでしょう。

私のように素朴に??と思うのは、税金など気にせず買い物ができる富裕層に負担願って、所得が500万以下の大多数の勤労者・年金者への負担はゼロにできないか・・・との夢想です。

繰り返し何度でもいいますが、国や地方の赤字で「真に国民のために使った」施策の赤字はいくらで、箱物行政やばらまき補助金、政治路線といわれる鉄道・道路などの赤字はいくらで 責任者はだれかを明確に開示してから、「消費税」論議に入るのが本筋でしょう。

二言目には、将来の国民に負担を強いないためと口当たりのいいことを言っていますが、負担を強いる政治を行ったのはだれか?? との総括もなく、まるで他人ごとのように言う「政治家」達。

来年配られるという「支給金」、税金還付として堂々と受け取りましょう。
そして還付したから「その財源のために消費税にご協力を」言われたら、ためらいなく「No!!」の宣言をしましょう。
posted by 小だぬき at 04:53 | Comment(0) | TrackBack(1) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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