昨日の産経新聞に 自衛艦に海上保安官を同乗させ、海保による「刑法」適用の措置をとるとの報道がありました。
これが事実であれば、自衛艦は単なる「輸送手段」になるが、現地の各国軍はどうみるだらうか・・・。海上自衛隊としての志気に悪影響を及ぼさないか 心配です。
また海上保安官が襲撃されている船舶に移乗するまでの間、自衛艦は援護射撃ができるのかも不透明なまま。本来「軍艦」がいるのに何もできない、犠牲は海上保安官では、「笑い話にもならない」
海上保安庁の巡視艇で指揮を一本化するか・・・・・
海上自衛隊に各国軍との役割分担の海域での 船舶の国籍を問わず「海賊排除」の権限を与えるかのか・・・。政治の決断が問われていることは確かです。
派遣する以上、日本国籍の船舶のみの護衛など実質的に不可能だし、目の前で「他国の船舶」が海賊の被害にあっているのに「見て見ないふり」など 出来るハズもありません。
過去「日本籍船が海賊に襲われた時」、それを排除したのはドイツ軍艦船であったように、海賊対策の目的のもと、日本もその一員に加わろうとする以上「日本船の護衛のみ」などの理屈が 世界の国々の笑いものになるのは目に見えています。
海上保安庁か海上自衛隊か明確にして 指揮を一本化しなければ、いざ海賊と対峙したときの隊員の指揮・権限さえはっきりしないものになりかねません。
私は、海上保安庁に一本化して、その活動の後方支援としての燃料・食料・移住区などができる輸送艦のみを自衛隊が受け持つのが、あくまでも筋だと信じています。
政府はあまりにも海自や海保の任務と訓練内容をしらなさ過ぎると思います。
武装海賊には、拿捕訓練を日夜していて、機関砲装備の海保しかないと思う小だぬきです。
2009年01月04日
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