2009年02月03日

今日は「節分」の日

学校給食でも「ミニ節分豆」が配られているのでしょうね。

私が担任をしていたときは、私が「鬼の面」をかぶって豆まきできなく、鬼ごっこを歳がいもなくやったものです。

子ども達も「先生、歳の数だけ食べれば 良いことがあるんだよね・・・・」という可愛い質問や「先生だとこの豆の数で足りるの??」「ボクのもあげる」などという子もいました。

<今日は「給食」についてです>

今は子ども達の「好き嫌い」が激しく、残滓も多く出ます。

私のように昭和30年代に給食を食べたものは、「残す」などは考えられませんでした。
完食した上で余りのパンやくだものを貰って、家での食事の足しにしたものです。
悪名高い「脱脂粉乳」も 冷めないうちならなんとか飲めました。
「揚げパン」が人気メニューのトップでした。

今の子達は、「カレーライス」の日は確実に食べてくれますが、他は殆ど残滓がでます。
良く食べる上のクラスと協力関係を持ち、残滓を無くすのに四苦八苦したものです。

揚げパンやフルーツ、ひじき・きんぴらゴボウ・トマトシチューなどの時は 悲惨なほど残ります。
また、学期末などにでるケーキなども人気がないのです。

甘い物は「太るから・・・・」、ひじきやきんぴらゴボウなどは「家で食べた時ないから・・・・」とか、この子達は一体 何を食べて成長しているのか 不思議な感覚にとらわれたものです。

私の世代は、高度成長期の前で ご飯と味噌汁に納豆くらいで ご馳走と思えたもので、たまごやバナナは 病気したときか運動会の時くらいしか食べられなかった世代なので、たまにでた「ぜんざい」などは嬉しくてしかたありませんでした。
そのような時代に育ったから「残すことが考えられない」のです。
外食でも「悪いけれど ご飯少なめにしてくれる?」とか申告して きれいに全部食べて「ごちそうさま」をしないとと身体にすり込まれているのです。

これから本格的になるであろう「不況」に 今の子のように「好き嫌い」が多いと生き残れるのだろうか? などと心配をしてしまいます。

「いただきます」と食への感謝をし「ご馳走さまでした」で終わるしつけも低学年では苦労することがあるのです。

何事もですが、お互いに「ありがとう」「ごちそうさま」の感謝の心が基本にないと、ギスギスした世の中になるのは確かだと思います。

過去に、誰だったか「金を払っているのに、なぜ感謝しなければいけないんだ!!」などとTVで堂々と言っている方がいました。拝金主義に陥り 人間性が荒廃すると「金を払ったオレに 感謝しろ」などという輩が出てくるのですね。

家の母もそうでしたが「食べず嫌い」が多いようです。いろいろと工夫して作ったり・購入して食べてもらうと食べられ「食べず嫌い」は克服できるのです。

節分とは、離れましたが これからの不況、起こるかもしれない震災などで「食べず嫌い」「好き嫌い」は通用しないでしょう。

節分で「食べず嫌い」鬼を外に追い出したいものです。心から・・・・・。
posted by 小だぬき at 11:21 | Comment(7) | TrackBack(0) | 教育・学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私は幼稚園から中学迄、学校給食を食べて育ちました。
中には嫌いな物もありましたが、珍しいメニューも多く、おいしかったです。
カレーにパイナップルや干しぶどうが入っていたり、キュウリが炒めてあったり・・・家庭では出てこないメニューですからね〜。
好きかどうかは別として(笑)

ひじきやきんぴらを食べた事がないとは・・・
ケーキを残すとは・・・
驚きです \(◎o◎)/

子どもの頃は、たこ焼きをおなかいっぱい食べたいとか、すいかを1個食べたいとか、カレーを死ぬほど食べたいとか思っていましたね〜^^;

今考えると、とれたての野菜や魚を食べていたのですから、すごく贅沢だったのですが、その頃はそれよりインスタントラーメンを食べたいと思ったものです。

ご飯を残すと、「作って下さった皆さんに申し訳ない」「口が曲がってしまう」「バチが当たる(神様が見ているのだから、嘘を言ってもすぐバレル)」等言われたものです。

そのせいか、この年齢になっても、バチが当たるのではないか?という気持ちがどこかにあるのか(笑)残せない派ですね・・・
Posted by manii at 2009年02月04日 15:20
こんにちは〜。
揚げパン、ぜんざい、大好きです。(*_*)
たまごは、大事でしたね。

卵焼きを作るときは、今でも
最後の一滴までもおろそかにできないす。

昨日は、節分。
夜、犬の散歩をしていたら
「鬼は外〜」って可愛い声が聞こえて来ました。

我が家も子どもが小さい頃は豆まきを
していたなって思い出していました。

今は、恵方巻きなんていうのも出て来ましたよね。
私も、そんな商業主義にのっかってしまいました。(^^ゞ

今日から、立春ですね。
良き訪れがありますように。
Posted by ロッキー at 2009年02月04日 17:40
maniiさんへ、
「残せない」派がいて嬉しいです。
どうも親の仕事の関係で 小さい時からコンビニ弁当やレンジ多用で食事というより「エサ」として与えられている子が増えているようで心配です。

ロッキーさんへ
今の子は「家庭の味」を知っているのか不安です。何か「スナック菓子」で済ませている子もいるのです。
これからの「不況」で、子供に「お金」を渡して食事なんていうことが より増えないように祈る気持ちです。
Posted by 小だぬき at 2009年02月04日 18:16
何度もごめんね。

「怪獣の歌」ってありませんでした?

♪真っ赤な太陽〜、・・・人を愛したい
怪獣にも心はあるのさ〜。・・・

最近、その歌が頭を巡ります。
所々しか覚えてないんですけれど。

心の中に、好きな人がいっぱい、いてほしいね。
Posted by ロッキー at 2009年02月04日 18:24
残念ながら、曲と曲名が一致しなくなって久しいのです。時々、ラジオで流れる曲と曲名紹介で「あ〜ぁ、そうだ」ということが多いのです。困ったものです。

>心の中に、好きな人がいっぱい、いてほしいね

私も心から同感です。
Posted by 小だぬき at 2009年02月04日 18:52
こんにちは ちゃいねです。

お加減いかがですか?
おかげさまでちゃいねは回復気味です

ごはんを残す事に抵抗があるちゃいねです。
うなどんの幼稚園の時は食べられるだけ
ついでもらい感謝して頂く・・・

少ししか食べることはできません
残してしまう申し訳なさは
うなどんは感じているようです。

にこちゃんの幼稚園は給食弁当
少なくしてもらうことは
できないみたいです。

こどもたちの食べ残しは私のおなかの中。

もう少し計画的に食べなければと思う
ちゃいねでした。
Posted by ちゃいね at 2009年02月05日 13:34
お子さん達もすくすく育っているようで安心しました。

最近、ファミレスや食堂、バイキングなどで残すことが平気な風潮があるようで「もったいない」という気持ちが強く出ています。

体調の方は相変わらずですが、ちゃいねさん達のコメントで少しずつ回復していると信じたいです。

コメント、本当に嬉しかったです。
Posted by 小だぬき at 2009年02月05日 16:51
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