ソマリア沖海賊対策に自衛隊に出動待機命令がでました。
今までのイラク派遣のように 攻撃されてからの自衛とか、攻撃者に死傷者が出た場合に 自衛隊の反撃命令者と実行者が 殺人罪・過剰防衛などの「刑法犯」に問われかねないなどというバカな!!体制で行かせるのは絶対に反対です。幸いにも今まで交戦がなかったのが幸いだっただけです・・・・。
苛酷な任務につく自衛隊員に 「交戦権」もなく 自衛行為に限定されるなど 「死ね」といっているのに等しい暴挙だと思います。しかも 特警隊は排除・逮捕行為はできるが 攻撃は許されず 船が拿捕されたら政府間交渉になる、また、各国軍との連携は持たない・・・・・。
誰が考えても「机上の空論」で、いかにシーマンシップのプライドが傷つけられるか・・・・。外国船籍だから近くで攻撃を受けている船を海上自衛隊は 見捨てられるのか・・・・。もし助ける命令を艦長がしたら「刑法犯」に問われるのか・・・・。
本当にソマリア沖の海賊対策に自衛隊を出すのであれば、海上警備活動の拡大解釈で 完全武装で各国海軍との共同作戦に踏み切るしかないのではないか・・・。哨戒機のP3Cを出すとか、陸上自衛隊の設営地警備などと 政府の方針は支離滅裂です。
哨戒機は、各国軍に情報を流す方針だとしたら 常識的には 自衛隊艦船もその情報に基づき各国軍との共同作戦をとるのが合理的だし、世界の常識だと思うのです。
素人の私が指揮官なら、派遣命令の実をあげるためにも 各国軍との連携と哨戒海域の持ち場など実質的な集団防衛行為に踏み切らざる得ないと思います。
また、陸海空に「派遣命令違反」覚悟で必要な武器携帯を命じざる得ないし 交戦状態に入るか否かの指揮権は派遣上位者に任す、責任は 省全体が負う位の覚悟は必要だと思います。
私は、憲法九条を守りたい立場ですが、政府が無理な解釈改憲で世界からは「日本国軍隊」と見られている自衛隊に 手枷足枷をはめ 自衛隊員の命を軽々しく弄ぶことは許せません。
自衛隊員を「軍人」なのか「特別職公務員」なのか、自公与党は衆議院で2/3をもっている今こそ 国民に問うべきではないでしょうか・・・・・。
本当に世界の平和(アメリカのではなく)に自衛隊が活動を 今後とも必要とされるなら、政権の存立をかけ憲法九条の改正を 国民に問うべきではないでしょうか・・・・。
寝ぼけた暴論のようですが、解釈改憲では対応できない時代にはいっているのではないでしょうか??
国民投票で改憲否定されたら 「国土防衛隊」として震災・災害および領土保存のために武装や訓練を精選して どこまでの「自衛隊」なら許されるか 国民の合意を図ればいいことだと思うのです。
2009年02月10日
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