2009年02月27日

民主党の限界か??

こたぬきダンス.gif今日、参議院で第二次補正予算関連法案の採決、衆議院で21年度本予算の採決を 民主党国会対策委員長が合意との報道。

他の野党との協議も十分にせず、政府案を事実上「修正なし」で通す自民・民主の「馴れ合い・傲慢体質」の表れです。

本当に民主党が政権をとっても、現野党連合に軸足を置くのではなく、公明党をきって 自民党と民主保守派の大連合になるのではないかと危惧すらします。

正式な党機関での審議なく 個人的見解を連発する小沢氏や旧自民党田中派の守旧派が主導権を持つのであれば、総選挙への「希望」も「絶望」に変わりかねません。

第二次補正関連法案の扱いも 筋を通して審議すべきだと主張したという「国民新党」の方が 同じ自民党離党組でも 民主党内旧田中派より より民意に近いことを証明しました。

ましてや衆議院で今日採決されるという21年度本予算の年度内自然成立への道を確定させる国会対策委員長の決断は愚かな行為でしょう。

どうも民主党は 今も勘違いをしているらしい・・・。
今の支持率は自公与党の自滅・失策による反動であり 民主党が与党延命に手を貸すような国会対策をとるのであれば いつ民意が離れるかわからないという状況判断もできなくなっているらしい・・・・。

自公与党が予算を乗り切り、警察の公安部の民主党議員のスキャンダルの調査済み部分をマスコミにリースするだけで 状況は一変する可能性すらあるのです。(政界の一寸先は闇)

時間が経てば経つほど 評論家のいう「民主党有利」などは 希望的な観測で、彼らの予測の的中度は過去の例からしても低いのです。私はむしろ自公与党に反転攻勢の余裕すら与えかねない「国民失望の日、2/27」とさえ語られる日になるのではと危惧します。

なにか民主党は「戦術」も「戦略」も持たず、ただひたすら自公の崩壊を願っているだけにしか見えない。

この際、「共産党」「社民党」「国民新党」「新党大地」「新党日本」「革新無所属」に 民主党一人勝ちをゆるさずキャッチングボードを握る闘いを期待するしかなさそうです。

間違っても、民主・自民の大連合などをさせないために・・・・。
そうなりそうなとき、民主党や自民党の若手・中堅が離党し 「新自民党」結成を展望する位の勇気を持って欲しいと願うのです。
河野洋平さんらが かって結成した「新自由クラブ」の例もあります。

もう党利党略、利権とは きっぱりきれた政界再編になるかもしれません。
今の民主党の執行部のしていることは「反対はしたというアリバイ作りで 何の修正も加えられず、数が少ないから・・・」という 言い逃れの口実作りとしか思えないのです。

posted by 小だぬき at 12:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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