カルデロン一家、強制送還に反対します!!
法務省は 蕨市の中学1年生のカルデロン・のり子さん一家に「13日までに両親が自主的に帰国する意思を表明しなければ、17日に家族全員を強制送還する」と通知したとのこと。
確かに「違法滞在」は問題としても 「違法の条文」そのものに問題はないか、お子さんが小学校五年のときに発覚して「強制送還」を「特別在留許可」で今日まで来たとのこと。
日本でお子さんが10年以上 日本語の生活風土が身についた時期にフィリッピンへの強制送還。しかもご両親もビザ更新のための一時帰国もままならなかった経済状況だったようです。
「入国管理法」に問題はないのか・・・・。
新聞やTVでしたり顔で この問題で厳正な対処をしないと「法治国家の基盤を揺るがす」などと発言する人がいますが、高級官僚の渡り・天下りには、政令で骨抜きにする霞ヶ関なのに、弱者には厳格に法適用などというのですから呆れます。
「観光ビザ」「就労ビザ」などで 来日した人に対して、日本は「金を持っている人はいい観光客、働き口を日本に求める入国者は要注意人物」とでも 入国時から差別・選別をしているのではと邪推したくもなります。「密入国」など以ての外ということでしょう。
現地での貧困から抜け出すために、ブローカーに斡旋料を借金までして入国する人も多いと思います。
この人達には、違法だから「強制送還」ではなく 別な視点が「人権上必要」だと思います。
摘発するのなら、入国ブローカーや日本の企業・サービス業などの搾取労働が先でしょう。
今の入国管理法と政府の言う「国際化」との整合性を保つためにも改善が必要でしょう。
私が一番引っかかるのが、入国管理局・警察庁公安部が「スパイ容疑」「破壊活動・テロ行為」としてマークしている人の取り締まりと一般労働者を同一に取り締まるのが 適切なのかという点です。
就労ビザや密入国の場合でも「ケースバイケース」で 就労ビザの無条件更新とか密入国の場合でも身元照会した上、犯罪組織に関与していない人には就労ビザ・在留許可なども考慮にいれた対策が可能かと思います。
よく日本は「外国人スパイの天国」などと言われていますが、警察の外事課や公安部は 全貌とはいえなくても組織の端緒を 日夜捜査していると信じたいのです。
さしせまっているカルデロン一家の強制退去は 止めさせたい。それが出来ないのであればフィリッピン政府と交渉して「日本からの強制送還」→「フィリッピン国外退去」→「日本入国(国籍選択)」などの方法はとれないものか・・・。
「人命は地球より重し」とした国是を今こそ考えて法務省は結論を出すべきではないたろうか?
2009年03月11日
「人権」を守ろう!!
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のり子さんは親戚が3人近所にいるそうです
Excerpt: 父アランさんが収容されましたね。 そのときテレビであまり報じられないことがやっていたので、載せておきます。 1.のり子さん一家には近所に親戚が3人いる。 日本人と結婚したフィリピン人の親戚などが3..
Weblog: カルデロンのり子さん一家まとめサイト
Tracked: 2009-03-11 16:16
基準って
よく分からない・・・
ケースバイケースって
聞こえはいいけど
要は、
行き当たりばったり・・・
なんですよね。
年金と一所で PCがあるのに入出国をチェックしきれないのも 横の連絡・連携のない行政の欠点があわわれているようです。
わ・・わきあいあいと
ふ ん・・ばる
さ・・さすが
ちゃねさん・・の愛する夫