早いもので3月の最後の通院日を迎えました。
来月からは「元教員」としての「任意継続共済保険証」に変わります。
今、振り返って32年間というのが、短かったのか長かったのか まだ整理がつかない状態ですが、職場の変容・管理職の対応の変化に「よく頑張った」と自分を褒めたい気持ちです。
教員になって最初の赴任校では「思いっきり、自分の力を発揮してください」「責任は私(校長)がもちまつ」と一切教員にとってのマイナス情報は、個々の教員には伝えませんでした。
教科サークル参加や校内研修を教員の責任のもとのびのびとやらせてくれました。
いつ頃からか記憶が定かではないのですが、校長は教員のリーダーから行政の末端役人のようになってきました。
「報告・連絡・相談」を親身になって聞いてくれる立場から、「管理職留守でも 職印があればいい」と現場を圧迫する存在になってきたのです。
私が4年前、基幹校指導教員として、2校4名の初心者を受け持った時も 1週間で環境の違う2校に勤務する私への配慮など、口約束だけで反故にされてしまいました。
何とかもったのも◇郷南小の教務主任や先生方の温かい励ましと初任者の純真さでした。
この頃からでしょうか・・・。◇口駅に着いても 心身が「学校を拒否」するようになったのは・・・
在籍校の管理職は、そのような状態にあるのがわかっていても「校長に恥をかかさないように頑張って」の言葉だけでした。
その時に視聴覚主任もして、新パソコンシステムの導入やらホームページの担当やらで消耗したのも「うつ病」の入り口だったのでしょう。
今の学校は、県費負担教員・臨時採用教員、職員、パートなど 採用形態が違う職員で成り立っています。
特に 臨時雇用の労働条件は、今問題になっている「派遣労働」より悪条件とさえいえそうです。
原則 同一校一年。しかも辞令発令日と更新の間に1日空白をつくり、退職一時金や失業手当に不利な条件での雇用になっています。
以前の校長なら前途有為な若者のために 次の勤務先を率先して世話をしたものですが、今では校長のお眼鏡にかなわないと「自分で探しなさい」という事例もあります。
今、臨時雇用の若者達がいないと 実質学校が機能しないのに、同一労働でも低賃金と雇用不安にさらされているのが現状です。
子ども達には、正規も臨時もないハズなのに・・・・
毎年、新採用者の自殺・指導教員の退職・自殺が 問題になり、4年前も対県交渉で「勤務と研修のありかた」が問題になったのにも関わらず、個人の能力の問題に矮小化され 改善のきざしは見えていません。
平成21年度は、自殺者や途中離職者、第二の小だぬきなどがでないように願うのみです。
4月から各学年ともに「新学習指導要領」の試行がはじまります。より、学校に余裕がなくなりストレスがより重くかかることは 予想されることです。
少なくとも管理職が「職場を生き生きとまとめられる人」にあたるかどうかで、教職員のストレスのかかり方は違ってきます。
私にとって現役最後の通院。同僚や新採教え子(計8名になります)には、窒息しないようにとエールを送るしかないのは残念ですが・・・・。
2009年03月28日
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お医者さんは、どうでしたか?
小だぬきさん、ほんとによく頑張られましたね。
誠心誠意尽くされたんだなって思います。
ありがとう〜、ありがとう〜。
私は、きょう思いました。
心身の不調は辛いけれど
だからこそ見える物がある。
だからこそ、出会えた人がいる。
そして、その人たちは本当に優しい。
小だぬきさんのことですよ〜。(*^.^*)
ありがとう〜。
後の日記に書きますが、5月頃までは焦らず起きているだけでいいと言われました。
この休職でいろいろな人との出会い、温かさに触れ小だぬきは幸せ者だと思います。