純粋に「老人のための施設」を目指した 群馬県の無認可老人ホーム。
不幸なことに火災で犠牲者がでたために、批難を浴びています。
殆どの入居者が 墨田区から紹介された生活保護受給の「認知症」を含む老人であったとのこと。
今の日本で「入居待機」が多数いることと、施設の数の絶対数が足りない問題点が浮き彫りになりました。
介護保険制度の欠陥と厚労省の施設削減政策が招いた悲劇でしょう。
家族がいれば「家族が介護すればいい」との現状をムシした施策で 泣いている人はたくさんの数に上るのでしょう。
今回の火災事故、私が施設長でも 公的補助金なしで介護職員を雇ったり 環境整備に費用を掛けることは 余程の資産家でないと無理でしょう。ここに問題の本質があると思うのです。
なんとか介護職員を配置しても 「認知症の患者」を十分に介護できない無認可の壁。
今回のように「認知症の患者を守る」ためには施錠せざる得ない事情もあったのでは思います。
都会では 毎年、学校の統廃合などがあり、また簡保の宿や倒産宿泊施設など 国が福祉に本腰をいれる気なら場所はあるはずです。あとは介護保険料を既設・無認可をとわず 介護職員の待遇アップに助成金を出す位の対応が望まれます。区役所や市役所がいくら立派でも 肝心の住民や福祉の志はあっても経営や生活が成り立たない現状は「寒風」が吹きすぎです。
それと不随して問題なのは、病院の入院限度期間の設定です。老人保健でも通常入院1ヶ月、リハビリ訓練3ヶ月というのは、医師会が反対したように「人間の健康」より採算重視の冷たい行政です。
民主党の長妻議員を厚労相にすえ、抜本的な改革を目指すしかないようです。
今まで社会に貢献してきた老人・障害者を大切にしないで、若い人を大切にする施策は生まれるハズはないのです。私も若年痴呆の傾向がでてきているような物忘れの多さ。他人事ではないのです。
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今日、政府は大誤報とともに軍としての欠陥を公表してしまいました。
今だから呑気に レーダー解析の誤りといっていますが、「国防」を考える時 この発言は自衛隊の致命的欠陥を内外に公表したのも同然です。
また「警報」や「避難」通報をするとのことですが、国民はどこに避難すれば安全なのですか・・・・。
現実には待避壕もないのに 「警報」「避難」通報がだされても そこの住民は「仏壇や~に祈ること」位しか出来ないのが現実ではないでしょうか・・・・。
何か 最近の出来事は、戦後64年、経済発達のみ優先した政府の歪みがもろにでているようです。
岩手・青森などに浜田防衛相や麻生首相にテント生活でもして現地を励ます度量はないものだろうか・・
早く 総選挙をして「チェンジ」の投票権を行使したい小だぬきです。
2009年04月04日
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