埼玉県さいたま市の市長に 現職を破り、民主系の清水氏が当選したとの報道が新聞一面に載っています。
私が気になるのは、前回より投票率が上がったとはいえ 42.78%しか投票率がない点です。
国民が「国民主権」を実行できる機会は、投票行動によってしかなし得ないのです。
理屈はなんとでもいえますが、棄権された方々は 当選者に「棄権による信任・委任」を与えたことになる点だけは、押さえておきたいと思います。
どんな選挙のニュースにも 臆面もなく「どうせ変わらないから・・・」とか「興味がないから」と答える方がいらっしゃいます。言葉をかえれば「私は主権者を放棄して、大勢に従う」と意思表示しているのと同じことになるのです。
選挙の怖さでもあり面白さでもあるのですが、自分の一票を棄権するかわりに「どうせ落選するだろうけれども 今回は共産党か社民党にいれてみようか」と 投票行動をするだけでも 自民党・民主党という巨大政党を倒し、少数政党の躍進をもたらすことが可能になるのです。
生活の閉塞感、先行き不安を どの政党に託すかで「国民の民度」が問われるのです。
是非、これからの選挙には 限りなく100%に近づく 個人個人の「主権行使」を実現していきませんか?
川崎市でも 大部以前ですが、保守政治が数十年続き「公害の街」といわれた施策の転換のために、社会・共産共闘の無名に近い新人を 当選させたことがあります。
当時は、中学・高校生までもが ステッカーを通学鞄に貼ったり、バッチをつけたり、ステッカーを郵便受けに張ったりして 社共両党の枠を大きく越えた市民運動に近い「市民の手に市政を取り戻そう」と一人一人が シール・ステッカー・ビラ配り・会話・バッチなどで盛り上がった選挙戦をしたことがあります。
候補者が庶民的で気軽に声をかけやすい「人柄」だったことも大きかったのですが・・・
誰が当選するか選挙ですから大事ですが、どれだけの人が「投票したか」「関心を持って自己判断で投票したか」がより大切になるのが、「国民主権」での選挙です。
1つ1つの選挙を 投票券を持って投票会場に行きましょう。
当日、困難な方は 遠慮無く 選挙管理委員会に問い合わせて 不在者投票をするようにしましょう。
2009年05月25日
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オススメです
ただ・・・その場にいる選挙管理委員(?)の皆さん、あれだけの数が必要なのか、たいへん不思議です
特に、地方ですと、1日何人が利用しているのか・・・?
それに、あれだけの数が?
規程があるのでしょうが、現実に即した規程にして欲しいものです
日当も馬鹿にならないですよね。
一度、戦後すぐのように制度など全て白紙に戻し作り治す必要はありそうですね。
ある宗教団体の不正投票・住民票異動の不正が発覚してからだと記憶していますが・・