昨日は、「佐川急便」に腹立つばかりだったので触れませんでしたが、与党や麻生首相が「敵基地攻撃」論をいいだしました。
戦史を知らない「政治屋」の危険なパフォーマンスです。
「敵」と規定する根拠を どこに求めるかの前提が全くないことです。
確かに「北朝鮮の核実験」や「軍事肥大」、食料危機が 政権維持のために「戦争という手段」に訴えて 国民の不満をそらす「冒険」にでる可能性は否定できないでしょう。
でもジュネーブ協定や国際戦時法規などで 恣意的軍事力の行使は 厳に禁止されています。
「宣戦布告」なしでの攻撃は、相手国からすれば 明確な侵略行為であり全面戦争の危機すら招きかねません。これを覚悟で「与党・首相」は発言しているとは到底思えないのです。
戦後アメリカは「宣戦布告」なしで他国の内政干渉の「軍事力」を 数多く行使してきました。
「アメリカの正義」「アメリカの利権」による軍事行為です。
イラク・アフガニスタン・ソマリアを含め、このような軍事力の行使によって「平和」が維持できたのでしょうか・・・・。内戦で他国の荒廃や無垢な国民までもが 食料危機や爆撃の犠牲になっているのが現実です。
与党・政府は、「北朝鮮のミサイル施設を破壊すれば、その後 どのように北朝鮮軍が暴走するか」の分析をしっかりした上での 発言・検討であって欲しい。
高度防衛網や核武装論も公然と語られるようになっていますが、肝心の国民の生命財産を守る施策が無い中での議論は 「沖縄戦」の教訓すら学んでいない証拠としか思えません。
@ 国民の避難・待避場所の整備
A 最低限の武器使用教育
B 高速道など臨時滑走路に適する道幅、中央分離帯の撤去
他国のように「有事の場合」 いかにして「国民を守るか」の発想が大切なのに、それを置き去りにしたまま、「自衛隊の軍事力」のみ運用・整備の議論は 危険極まりないことです。
日本の防衛は 「沖縄戦」の徹底的検証と教訓から「政治屋」に学び直して欲しいと思う小だぬきです。
2009年05月27日
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