2009年06月04日

国民目線のなさ

民主党の山岡国対委員長が 審議のスピード化に協力するとの記事がありました。

与党も野党も「選挙」に思考がいき、国民生活を忘れているとしか思えない。

補正予算もムダな支出が多いのに、徹底審議と廃案を勝ち取るではなく「速やかな法案成立」に民主党が協力なんて フザケルナ!! です。
問責決議・牛歩・反対意見を出来るだけ長くやる、だめなものはダメと 議場封鎖・議長室の封鎖などの抵抗を最大限に摸索する。

連合・全労連に国会包囲デモを連日要請する などの「国民負担・増税」につながるものには物理的抵抗も辞さない態度と姿勢があってこそ、「選挙」に勝つ基盤になるはずなのに・・・

共産党の党勢停滞がいい例でしょう。「革命を忘れた革命党」になってしまったための党勢停滞です。
党員が自主的に各種団体で 活動できなくしている党至上主義。(私のように執行部にいて、ストライキ態勢をとりながら 一片の党指導でストライキ中止になった体験者、著作や対談で党方針と違うと糾弾され、離党や除名になった方々の多さ)など、現場の苦闘を支援しないための停滞です。

離党者や除名者が一番党に近いハズなのに 各種レッテルを貼り 排除しようとする偏狭さ。
今度の選挙では、一定の支持を集めるでしょうが、政権にはほど遠い存在。

山岡氏のような姿勢で民主党が進むのであれば、正しいことをいっても「政権交代」の雰囲気づくりだけで 国民の党ではないと国民にソッポをむかれるのも時間の問題でしょう。

今、国民が求めているのは「未来に対する希望」です。議会で「希望」が得られないなら国自体の崩壊も近いのではないかとすら思えてきます。

それに近い動きが 中小ユニオンという組合の組合員の増大と活動にあるのではないかとすら感じます。
小さな政府にして 権限・収入を各県に配分しろという 霞ヶ関解体・地方の独立志向にしか救いがなくなるのは 今の報道を割り引いて読んでも時代の趨勢になりかかっています。
 
すくなくとも目先の選挙より、目の前の課題に かって社会党の土井委員長が言った「ダメなものはダメ」精神を 民主党の姿勢として持って欲しいと願っています。
posted by 小だぬき at 11:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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