2009年06月14日

NHK「ツレがうつになりまして」をみて・・

遅くなりましたが、感想を書きたいと思います。

1話・・・原田泰造さんが演ずるツレさんの うつへの移行には「そうだったなぁ・・・俺も」と共感できる部分が多かったのですが、藤原紀香演ずる奥様には「俺は結婚しなくて(出来なくて)良かった・・」などと共感できませんでした。正直、会社でも家庭でも「真面目で完璧に仕事をこなそうとした上、奥様への優しさ一杯」の原田さんの演技に驚いたものです。

2話・・・

3話・・・一番観ていて 全編が違和感なく頭に入りました。

成果主義が蔓延する今、ドラマにも登場する「あ」「と」「で」は、いまを生きるヒントになるかもしれない、と思います。それと「症状の出方がそれぞれ違うから 自分のことが参考になるだろうか」と悩みながらも講演に立つ ツレこと原田さんの演技(思わず頑張れ!!と応援していました)

「あ」は「焦らない」、

「と」は「(自分を)特別扱いしない」、

「で」は「できることからやる」


「あ」「と」「で」は「後で」にも通じます。

特急列車に乗るより、時には車窓の風景を愛でながら各駅停車で行ってみようか…と。

この部分で、大人げなく涙がでました。

NHKの演出をエンドロークで再構成していただければ、本を読んでいない私にも 1話から共感できたのにと思うと残念です。

つまり、「あ」「と」「で」を 1話ずつ再構成してみせて 「続 ツレがうつになりまして」を作って欲しいと思いました。

原作は「幻冬舎文庫」から出ています。あの手の漫画の画は苦手なのですが 読んでみようという気になりました。

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今まで 何人の人に 「自立支援医療」「障害者手帳」「障害年金」の収得申請を 助言してきたか・・・・。

私自身も「精神障害手帳2級」申請まで悩みました。
「内なる精神障害への偏見・世間体・職場の立場」で 初発症の時から職場復帰までは、申請できませんでした。

再発症時、背中を押してくれたのが 区役所福祉課の地域担当の方でした。「良くなったら返上すればいいのだから 申請だけはしておいた方がいいですよ」と・・・・・

また電話で、共済組合担当の方も「手帳と同じに2級認定になるかは 審査が厳しいので何とも言えないのですが、申請しておいて不利は何もありません。申請書類をすぐ送りますから・・・と、書類を送ってくれて、2級認定を得ました。

事務が「個人の好意」で作成してくれた 障害関係の網羅されたミニ冊子がどれだけ助けになったことか・・・・。

「あ」「と」「で」ではありませんが、その担当に質問したり聞いたりするのは恥でも何でもありません。

税金を取ることばかりに眼がむいている政府より、現場の担当者に温かい人が多いと気づけただけでも「うつ病」になったからこそ気づけたのです。

病院の主治医・患者相談室も わがことのように親身になり対応してくれました。

結果的には、職場復帰ではなく 今年4月退職したのですが、多くの人の善意と「病に悩む同志」「ご家族」とお知り合いになれて 第2の後半人世をスタートさせることができました。

訳が分からなくなりそうですが、「あ」「と」「で」を大切にしたいと思います。

posted by 小だぬき at 16:09 | Comment(2) | TrackBack(0) | うつ病について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も、ドラマ見ました。
ツレさんほどひどいわけではありませんが、、、
うつ病で、会社を休職後、退職となり、傷病手当を受けています。
今月で、その手当ても終ります。

私は、臨床Q2療法と言う施術を受け、うつ病が治りました。
心療内科でセロトニンの代わりになる薬も飲み続けていましたが、今は、全く必要ないです。

私は、臨床Q2療法を学び、これを自分の天職と思い頑張る所存です。
こちら→ http://naruchiyu.com/
Posted by ナルサワ at 2009年06月14日 20:16
「今月で傷病手当が切れる」というのは、経済的にもシンドイですね。

ブログを拝見して真面目な整体院だとはわかりますが、私も傷病手当の関係で主治医を信じて治療に勤めたいと思います。

いずれはお世話になるかも知れませんが、今はまだ「薬物療法」と「カウンセリング」にかけてみたいと思っています。

ご紹介ありがとうございました。
Posted by 小だぬき at 2009年06月15日 00:16
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