昨日のNHK総合TVの「うつ関連番組」は、患者の立場に立った番組で見ていてホッとしました。
以前NHK教育でやった「うつ病」特集の問題点を 的確に分かりやすく修正したものでした。
<スタバ 13:05〜 >
寿美花代さんをゲストにしての高島貞夫さんの10年に渡るうつを支えての体験談とご自身のうつ体験記。
ご自身が高島さんを支えている途中に 鉛を体内に飲んだような疲労を感じた日々、抗うつ剤を飲み改善に向かったくだりは 涙もろい小だぬきの目頭も湿ってしまいました。
印象に残った言葉として
・泣くも一生、笑っても一生」
・自分を大切に
・もう何があっても怖くない
と明るく話してくれた笑顔がステキでした。
高島さんとは一緒に 今では海外旅行もできる状態になったとのこと。
とっても爽やかな印象を残した番組でした。
<ためしてガッテン 20時より>
女子アナの中で「歯切れが良く、機転が利き、さわやかな」小野アナウンサーのファンであるのと「うつ病よさらば」という題にひかれ 久しぶりに見ました。
@ 抗うつ剤1種類説の誤解を見事に 分かりやすく紹介してくれました。
セロトニンには幾種類もの型があり それに合う抗うつ剤でなければ効き目がないこと。
治療が長引くのは 個々の症状や型にあった抗うつ剤を見つけ出すために避けられないこと。
A 認知療法を含めて、治療には段階があること。
その段階にない患者が 薬物治療・静養以外の取り組みをすると 下りエスカレーターに乗るようなもの。主治医の的確な指示を守ること。
B 良くなる(上りエスカレーター)を上っていても、ある段階では揺り戻しがあること。それが「うつ」の特徴で 「上り、下り」を繰り返し良くなるものだと居直ること。
C 小野アナウンサーが実験したのですが、「期待感・恐怖感」などが自然に意識されるのに、「うつ」になると その感情がでてこないこと。プラス思考・マイナス思考に近い違いがでること。
D まとめとして「おかしいな」と思ったら 早く精神神経科を受診すること。焦らないことが大切。
短い人でも3ヶ月、長い人では数年以上かかる病だということ。とにかく専門医を信じての治療が大事には 納得できました。
「ツレがうつになりまして」の「あ」「と」「で」の生き方が今求められているとのことでした。
2009年06月18日
この記事へのトラックバック
でも、思った通り、良い内容だったようですね
みるのが楽しみです
少しづつではありますが、この手の番組も現実に即した正しい知識を与えてくれるようになりました
ありがたいことです
娘も未だ抗うつ剤が手放せず(本人が不安なので)、なかなか治ったとは言い難い状況です
まぁ、この際、ゆっくり長い目で見ていきたいと思います
以前の大学教授の抗うつ剤は1種類で効くは、その人にあったならとの限定だった点がハッキリしました。
数百パターンの神経遮断物質が 各個人にあり そのパターンに合う抗うつ剤でなければならない効かない、手探りの試行が必要というのも納得しました。
本当にさわやかな番組でした。
娘さんと私は 波の長短に違いがあるのかな・・・。私のように歳とったものの方が割り切りが早いのかなとも思います。
これからも いい番組があれば紹介してください(図々しい小だぬきです・・・)