2009年06月24日

橋下大阪府知事、あなたは裸の王様か!!

「タレント」知事であっても 府民目線にたって疑問を持ち→専門家の意見を聞き→関連部署に問題提起や改善を要請する のなら、例え1期目からでも評価できます。

でも、今の橋下知事は、「実現可能性」「組織の独立・責任」を 無視した 「大阪府の独裁者」になろうとしているかのような 指示・命令・私見を連発している ただの「目立ちたがり屋」にしか見えない。

<反復学習を積極的に取り組まない首長は(選挙で)落とす>とまで いったとのこと。

教育への行政の政治介入を防ぐために 知事部局・行政部局から独立して「教育委員会」があること。
反復学習の有効な部分と弊害を きちんと理解してのことか疑問の残ること。

 教育現場では「反復学習」をする前に その前提を重視します。

・「漢字」なら 正しい筆順と使われ方(熟語・単文理解で)を まず徹底させてから、習熟のための反復練習をします。
・「計算」なら なぜその答えが出るかの理解を図ってから、習熟で反復練習をとりいれます。
・都道県名や人物、出来事など 暗記を要するものも「適時」に集中してです。

教育内容の国際比較を持ち出すまでもなく、今 教育に求められているのは「論理的思考」とその思考の基礎になる「学力「知識」です。
これは、クラス全員への反復練習の暗記では生まれてきません。

また、教育にとって生きた「知識・技能」というものは、「わかる・できる・知る」学習の喜びでしか身につきません。

現場経験の浅い ヤンキー先生とか落ちこぼれ先生とか、少人数のクラスだからこそ効果を発揮できた蔭山英男さんなどの迷言に惑わされているとしか思えません。

橋下知事、あなたは弁護士で法律には詳しいでしょうが、教育現場・行政現場では「素人」です。
発言する前に きちんとしたアドバイザーの意見を聞き 知事権限ではなく 「素人の疑問」としての問題提起にして欲しい。
そして、その現場の対応の困難さを理解した上で 「脅し」でなく「援助」をして欲しいと思うのです。

精神科医のなだいなださんの著作に「専門馬鹿とばか専門」があります。

◇専門馬鹿
・・・自分の専門については自信があっても 変なプライドのため専門外のことに「なぜ?」「どうして?」と率直に聞けない、質問できない人。<他の分野でも専門家きどりする>

◇馬鹿専門・・・自分の専門の事以外について 「なぜ?」「どうして?」と、率直に聞ける人。<自分の専門以外のことについては、他の専門家に率直に聞ける人。わからないこと、専門外のことに知ったかぶりをしない>

今の橋下大阪府知事、マスコミ報道を読む限りでは「専門馬鹿」に陥っているとしか思えないのは 私だけでしょうか??

posted by 小だぬき at 08:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 教育・学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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