嬉しい時・楽しい時の時間は短く感じ、退屈なとき・つまらない時・イヤな時の時間はやたらと長く感じることは 誰しもが経験があることだと思います。
うつ病の時は 上記と違う意味で「体内時間はゆっくりと」、「時計時間は 早く過ぎ去る」のではないかと感じています。
私がうつの再発症→病休→休職→退職してから 時計時間では1年と6ヶ月が経とうとしているのですが、私の 感覚では「つい先日」の感じなのです。
意欲低下や自己評価の低下などのせいだと思うのですが、本人はちょっと休んで寝たつもりでも10時間睡眠などということはザラにあるのです。
哲学者ではないので うまく表現できないのですが、外の時計時間にかかわらず 「うつ病の体内時間」があるように思えるのです。
よく恋人やご家族が 「◇日も連絡がない、心配だ」とか「パソコン、ゲームばかりしている」との声もSNSなどで拝見するのですが、「彼・彼女らは、私と同じような 体内時間の緩やかな時間の流れ」の中にいるのではとフト考える時があるのです。
私も 多少調子の良い時と通信状態のいいときは、ネット社会にどっぷりと浸かっているのですが、傍が感じるほど 長時間している感覚ではないのです。
この辺が 通常の時計時間で 生活リズムを作っている人と 「うつ病」の体内時計の通りに服薬・静養しているものとの違いではないかと感じます。
変な例えですが、病院の待合室で 時計上は長く待たされているはずなのに、長いとは感じずにボーッとできるのです。
よく復職した人が 苦労することに 「周りのテンポについていけない」「トロトロ仕事しているように思われる」ということも 時計サイクルと体内時計サイクルのズレによるものだと思います。
私に限ってかもしれまんが、時計時間は早く進み 「体内時間は遅々としてしか進まない」状態です。
ある恋人同士が メールをしあっているとします。女性が時計サイクルで 相手の方が「うつ体内時計サイクル」だとしたら 女性には長くつらい◇日・時間でも、相手はほんの少し前ということも起こり得るのです。
けっして 私は 楽しいこと・嬉しいことがあって時計時間が早く進むわけではなく、私の動作・生活が「うつ病体内時計」になっているのが 原因だと思うのです。
ブログで1日1日を刻んで カレンダーの進み具合を確かめているのですが、本人は「日にち感覚が限りなく希薄」なのです。
定期的に通院日がなければ 気づいた時は「浦島太郎」という怖れさえ 最近感じはじめました。
同じ「うつ」で四苦八苦していたり、安定期の療養に入っている方、同じような感覚ってありませんか??
2009年06月26日
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体内時計が遅く進んでいるように感じます。
発症も1年前になろうというのに
ついこの間のように感じてしまいます。
最近、梅雨時で、他の人には雨が降っていないから梅雨ではないような気分でしょうが、私たちには梅雨との感じ方が継続的に起こったりするんですよね。
また、曜日感覚がないですよね、水曜日、木曜日など混乱してます。体調が安定していて外出をしていると曜日感覚は戻りますね。
待合室の時間はやっぱり退屈な時間で時計通りに長く感じます。
本当に「うつ」になって、こんな感覚は貴重かも知れません。
今までが「時計の針」に縛られ 追われるような生活でしたもの・・・
いまの体内時計に時計時間が合わせてくれるとゆとりある生活になるのにな・・・、なんて夢想してしまいます。