2009年07月15日

うつ病の誤解?

だれにでも「イヤだなぁ」「不安だなぁ」「落ち込むよ」という感情があると思います。
殆どの人は、居酒屋で一杯とかカラオケとかの趣味をして 気分転換していることと思います。

「うつ」診断を受けた人は、普通にしていた気分転換・ストレス解消が 出来なくなる「病」と思ってください。
「人に任せられない」「自分の納得いくまで解決策を探る」「融通が利かない」などの性格傾向がこうじて、「自分は仕事に向かないのではないか」「何をやってもうまくいかない」感情や「身のまわりの環境変化」で疲れ切り「もう心身とも限界だ」と感じ始めた時に「うつ病の入り口」に立つことになります。

私の場合は、発症時に「眠れない」「考えが堂々巡り」「自殺する人が羨ましい」「便秘・下痢の繰り返し」「食欲不振」などがあり、内科の紹介で精神科受診にいたったのですが、鉄道の線路に飛び込む誘惑、高いビルから飛び降りる誘惑など、3ヶ月ほどは主治医と「死なない約束」をして踏み止まる状態でした。

電話恐怖、携帯電話恐怖、対人恐怖などもでました。
でも不思議なことに 信頼出来る人や心許せると感じる人には 平気でした。

病状を詳しく書くことが目的でないので この辺で止めますが「信頼できる病院・主治医との出会い」が自殺防止の決め手になると感じています。

この精神障害の「うつ」は、外科と違い 目に見えないだけに「本人も家族も」悩むのです。
外出出来る時は、自分の「意欲」が出ているので 他の人からは「うそーっ、元気そう」と見られてしまうほどの言動ができます。ただ 会話としてなりたっているかは??ですが・・・・。

殆どが「引きこもるか 寝ている状態」なのですが、外出時に会う人は 会った時の印象で「うそでしょう」となるのです。

このブログにしても 継続しているから 文からは暗さを感じないから「本当にうつ患者」などという意見もいただきます。
これはたまたま 現職時に「視聴覚主任」であったことと 昔から文章を書くのは苦ではなかったおかげなのです。
人により 精神疾患への思い込みがズレていて 重いのなら「入院」をなどと言う人がいるのも現実です。
 
失っていた「自己評価の向上」「何かする意欲」「当たり前の生活」を営むことを目指して通院と服薬の日々なのです。患者の私でも主治医から「入院」が最適と言われれば「入院」しているでしょう。

患者仲間のみなさん、私はブログで「生きている証」を刻んでいますが、自分にあった「存在感」を得るために「出来る・好きなこと」を見つけて下さい。

主治医によると「無趣味」「無興味」が 治療を困難にするとのことですので・・・。
posted by 小だぬき at 09:52 | Comment(8) | TrackBack(0) | うつ病について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
小だぬきさん、こんにちは〜。

一日に何度もおじゃまします。(*^^*ゞ

小だぬきさんの日記、とっても参考になります。

*失っていた「自己評価の向上」「何かする意欲」「当たり前の生活」を営むことを目指して通院と服薬の日々なのです。

通院、服薬はしていませんが
暗中模索しています。

ほんとに、これを目指したいですね。y(^ー^)y

*自分にあった「存在感」を得るために「出来る・好きなこと」を見つけて下さい。

自分にとって、何がいいのかわからないです。
私は、人に優しくされるとうれしいです。

小さい子どもの中にある宝をみつけると
ワクワクします。

それを小だぬきさんに聞いてもらえると
幸せです。v(*'-^*)bぶいっ♪
Posted by ロッキー at 2009年07月15日 14:05
娘も同じです
今思っている事等を話すと、Dr.にも、「とてもそんな風に見えない、元気そうなのに」と、言われるそうです

他人に弱いところを見せたくないので、調子が悪いのに、他人と会わなければいけない時は、いつも以上に化粧をして行きます
その時は、必死の思いで化粧をするそうです

でも、それが、「それだけ、余裕があるじゃないの」と受け取られてしまうのです

実は、最近、私も少しイラつき気味です
娘が電話でいろいろ訴えて来るからです
一時、もう治癒か?というところまでいっていただけに、↑↓に戸惑っております

電話が無いと不安、でも、毎日毎日いろいろ言われると・・・
ダメですね〜、私も・・・

すいません、つい、愚痴ってしまいました
ノンビリ長い闘いをしなければ
Posted by manii at 2009年07月15日 15:56
ロッキーさん、コメントありがとうございます。
今日は 1日ウトウトと過ごしています。

毎日、コンスタントに生活できない苦しさはなかなか理解されないのが難点です。

これがいつまで続くのか・・・
ロッキーさんの前向きさに学ばなければと思うのですが、なかなか外出も出来ない自分が情けないです。
Posted by 小だぬき at 2009年07月15日 16:07
maniiさんの悩み、分かる気がします。
私自身も「これはうつか」「一般の人でも同じか」と迷うことも度々あるからです。

思ったことを主治医に話し「病気でなければそんなこと迷わないわよね」と言われ、素直に通院・服薬の継続です。

目にみえる病でないだけに娘さんも混乱するのでしょうね。
もう医者から「こなくていいよ」と言われるまでは 主治医を信じていくしかありませんね。
時が経過するほど 「難敵」と思うようになってきています。主治医から「傷病手当の申し込み書は・・・」と言われるうちは観念するしかありません。
maniiさんも娘さんも「大変でしょうが」共倒れにならないようにしていきましょう。
Posted by 小だぬき at 2009年07月15日 16:51
私も躁うつ病を患っているが、外出は当たり前のように毎日している。その、当たり前が以前には、外出恐怖症のように私を家に閉じ込めておくように働いていた。
今では、継続的に出られるようになってホッとしているが、図書館通いをしている中でも自分と似たような症状の人を見かける。
思い切って話しかけてごらんなんて、言われるけどそんなことできたらこの病気に苦しまないよね。
最近、少しずつ便秘も快方へ向かってきた。
この病気、目に見えないので本当に難敵ですね。
Posted by フラちゃん at 2009年07月16日 10:19
こんにちは、メールをありがとうございました。

私も先日までうつ発症してまして・・・まだ完全に良くなってないのできついです。

数日前に躁うつ病の友人から電話がありました。

(一時入院してありました。障害者認定も受けてあるそうです)とにかく、2年ぶりに連絡取れたことが本当に嬉しかったです。

子だぬきさんも周りに心配してる人が沢山いることを忘れないでね。
Posted by 那由 at 2009年07月16日 11:07
フラちゃん、コメント有り難うございます。

図書館通いですか素敵ですね。冷房は効いているし・・・。

わたしも読書は好きなのですが、今はまだ頭の中を素通りし、何度も同じものを読んだりしています。
暑さが厳しくなっています。お互いに健康には気をつけていきましょう・・・。
Posted by 小だぬき at 2009年07月16日 12:12
那由さん、まだまだ暑い日が続きます。この病気には大きな波があるみたいです。
無理だけは禁物ですよ。

躁鬱病の友達、苦しみが共有出来ますものね。でも、自分からよく電話できたなぁとその友達の回復も嬉しいですね。

>子だぬきさんも周りに心配してる人が沢山いることを忘れないでね

この言葉、とっても心にしみました。ありがとうございます。
Posted by 小だぬき at 2009年07月16日 12:25
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