22日、ヨドバシカメラでモバイルPCをセットアップして貰う間の時間に 川崎駅前で日本共産党の街頭演説を聴きました。
その感想です。
@ 年齢層が高齢化している。若い人達の殆どが素通りする。
民主青年同盟は・・・・
A 警備のためと党勢把握か、地域課と公安の警察官が目立った。
B やはり「我が党は正しい」、生活の防波堤になるとの演説。
C アメリカのオバマ大統領の核への取り組みと書簡の紹介
D 志位委員長の演説にも拍手パラパラ。
E 都議会選挙の反省からか、民主党に是々非々で対応と唯我独尊が薄まった。
F 財界献金を貰っていないし 向こうももってこないことを強調。
G 創立87年 戦争反対を一貫して貫いたと強調。
創立87年で国民の支持率が4%前後というのは、どの点に問題があるかの問題提起なし。
財界などとのしがらみがないから 自由に発言や提言ができると強調していたが、興味の有る方は 選挙事務所で“綱領と党則を貰い読んでみてください。
党員の権利と義務については、よく読んでおかないと 今の「惨状」がわからないと思います。
「蟹工船」ブームで入党者が増えたと一時話題になりましたが、今の派遣切りや雇用の不安定などと闘うイメージで入党された方は すぐに「違うのでは・・・・」と違和感を持つと思います。
党中央から降ろされる文書の読了、赤旗拡大の取り組み、党員拡大の取り組み、パンフレット販売の取り組み、党費以外の◇選挙のカンバなどの支出が 支部会議で多くの時間がとられ、肝心の党員の基礎文献学習をする、連帯と団結を実感する組織というより、勤務や居住区での疲労の上に 赤旗・党員拡大の疲労が重なるのです。
このような中では、入党者と離党者のイタチごっこになります。
私は「蟹工船」ブームというより 同時に小説に入っている「党生活者」の弾圧と闘う姿や活動、転向問題にたいする 小林多喜二さんの思いが 小説のメインだと思います。
今の現場での闘い、大衆活動より「選挙戦」優先の活動では いつまでたっても支持層は広がらないでしょう。
つい「組合」の活動をしていたものには、共産党が昔の方針「大衆行動の広がりで議会を包囲する」「どんな理不尽にも負けない 仕事のプロに そして組織者に」の方針に立ち戻らないと、党そのものの存在価値すら疑われると思います。
今の自由労組、ユニオンの先駆けになった 「東京管理職ユニオン」に対してすら、はじめは当時書記長だった設楽清嗣氏に「極左、冒険主義」のレッテルを貼ろうとしたことは 今の衰退を予見できるものだったのかもしれません。
立派な代々木の党本部に比べて、地区委員会がどこにあるのか? 党員専従者給与遅配などの問題を解決できなければ、とてもじゃないですが 「国民生活」を守れるハズはありません。
長年 死票になることを承知で 支持し続けた小だぬきも 今は「チェンジ」に夢を託す気持ちに変わってきています。
知り合いだった 県議・市議も 疲れた・・・と自ら「戦線離脱」を決意するほどに 末端に行けば行くほど疲労している事実は 党中央は認識する必要があるとおもいます。
今日は、朝から 共産党にエールを贈るブログになってしまいました。
2009年07月24日
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