日本の「太平洋戦争」などの戦記や記録を読んで痛切に感じることは、特攻やバンザイ突撃などの無謀な「死を前提にした」作戦とも言えない作戦で、死に追いやられた兵士と命令した幕僚や高級士官の敗戦時の対応です。
軍令部や参謀本部、政府要人、現地司令部の高級幹部が 「君達の死はムダにしない」「後に続く」といいながらも 自決し責任をとったのは少数で、多くは戦後発足した「警察予備隊」に入隊したり、戦後政治に復帰しています。
日本軍隊の靴に足を合わせろ式の不合理は 以前から指摘されていることですが、大尉以下の初級・中級幹部、兵卒と 佐官以上の戦死者の比率を知りたいものだと 最近特に思うようになりました。
撃墜王の名を轟かせた 坂井三郎氏の著作にも 前線で闘う兵士と幕僚達の食事の違いなどの憤りがでています。
いくら階級社会といえども 前線の兵士を優遇せず 自分達だけが士官食を食べて平然としていた体質の中に「敗戦」の原因があるように思います。
歴史にIfはないのですが、防衛省は「太平洋戦争」の教訓を 兵の立場からも分析して欲しいものです。
***********************************
その軍の体質を 今の霞ヶ関はもっているような気がしてならないのです。
年金記録喪失の責任は 国民にあるのですか・・・・
年金・保険財政の運用失敗の責任は 国民ですか・・・・
簡保の宿を含めての箱物赤字は 国民のせいですか・・・・
今の非正規労働・パート切りの失業は 個人責任ですか・・・・
後期高齢者医療に移行している人に介護保険料も徴収するなんておかしくありませんか・・・・
日々更新している「自殺者」の多さは、個人が弱いからですか・・・・・
***********************************
いつの時代でも 権力者は「生き残り、贅沢」をして、しわ寄せはいつも個々の国民が負う社会はおかしくありませんか・・・・・。
朝のTVで麻生首相の演説を聴いて、何か怒りがこみ上げてくる小だぬきです。
2009年08月04日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック