投票率69%という低投票率??の中でも 民主党の圧勝(308議席)という選挙結果になりました。
これからが 民主党執行部の真価が問われます。
大量に誕生した新人議員達を 自民党の「小泉チルドレン」のようにしない 党内教育と先輩の実務を学ぶ意味での「グループ」作り、など課題は一杯です。
新人議員とはいえ、きちんと活躍の場を与え、採決の員数だけにしない工夫です。
予算の各省庁からの概算要求が 今日財務省にあがってくる予定だそうです。
まず、その膨大な予算項目を 精査するプロジェクトチームの立ち上げと 先に成立した補正予算の執行停止と組み替えは 是非早急に手を打たねばならない課題です。
民主党の党としての「実力」を図る第一歩でしょう。
次は、もちろん縦割り行政の見直しと各省庁が「福利厚生施設」としているゴルフ場やテニスコートなどの洗い出しと廃止・統合の問題でしょう。
鳩山由紀夫氏は マニフェストを4年で実行すると宣言しました。
・早急な課題は、新型インフルエンザやタミフル耐性変異をしているインフルエンザ対策。
・本当に「生活困窮に陥っている人」の救済。
・税金をムダに使用した官僚の処分。
・後期高齢者医療の廃止と「介護保険料」徴収の所得制限。
・公益法人や財団の見直しと廃止、渡りなどの元高級官僚の高額退職金の廃止。
・本社所在地のみの法人課税から 事業所ごとの法人課税。
・「教育訓練」の充実による介護・福祉職の定員増と待遇改善。
・日米安保などでの思いやり予算の廃止と防衛装備品の精査。
・災害復旧や災害防止の公共工事の充実。
・年金と保険の制度設計の見直し。
・年金・保険皆保険制度の再構築と支払い年限の足りない人への一時金支払いなどの検討。
などなど
自公の政府の垂れ流し行政の蛇口点検と膨大な赤字体質の改善という 負の遺産も「民主党中心内閣」は引き継ぐことになります。
これらを着実に情報公開し改善、前進をさせない限り、来年の参議院選挙での勝利はなくなるでしょう。
以前話題になった石原慎太郎・盛田前ソニー会長著の「Noといえる日本」にする必要もしょうじるでしょう。
「創価学会」など無税扱いされている「宗教団体」の精査も必要だと思います。
「日蓮正宗から破門され 檀家集団でもなくなった創価学会」が「宗教法人」格のままというのもおかしなものです。それと今回の選挙に大量立候補した「幸福の科学」の宗教法人格なども 検討していいと思います。
細木数子さんの贅沢な買い物、暮らしも きちんと課税されているのかも いつも不思議なのです。
アメリカのように証券・金融の高額退職金や賞与の差し止めなども いいことは大いに参考にすべきでしょう。
国民新党の言う「郵政民営化の再検討」も是非 まな板に乗せてほしい。
地方局の廃止や統廃合の名による削減が 現実に起きているのだから・・・・。
民営化とは「営利追求」のためだけだったはずではなく 「民間の創意工夫の導入」に力点があったはずだから・・・・。
今日から 新たな政治のスタートです。自民党本部は国有地の上に建っています。適切な課税は是非とも実行してほしい。
投票した人の 政権交代による「希望・夢」を壊さないように一歩一歩着実に しかもスピーディーにできる各種プロジェクトチームで検討し 政策に生かしてほしいと願っています。
2009年08月31日
風頼りでない真の政党基盤を!!
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いつもなぜか、有耶無耶になる陸山会の会計
政権与党の幹部となったわけですから、疑問を持たれるような問題があってはいけないはずです
政権交代をしてしまってから、この問題でゴタゴタして、政治に空白を生むような事があってはいけません
今の内に、きちんとするべきです
(と書いていたら、読売新聞によると、東京地検が動き始めるとか)
不正は不正できちんと「説明責任」と「結果責任」をとらせるべきだと思います。
冷静にみていると東京地検特捜部の捜査が恣意的に行われている気もしないではありません。
こんなことで「政治空白」を生むようなことでは、世界の笑いものになるのでしょうね。
私も朝刊で読みましたが 結果判明から特別国会の空白を狙うあたりにも 純粋な捜査かなと疑問に思うところです。