未だに 「経済成長」信仰の人達は、生活者支援より産業保護・輸出入拡大が大切だ!!などと 現政権の施策に疑問を投げかけています。
経済成長路線で 確かに一定の生活水準の向上は 30数年前にはありました。
でも、その路線で 経済格差・派遣、パート切りなどの雇用問題・福祉・教育・医療・介護などの問題が解決しましたか?? むしろ竹中平蔵氏らのマクロ経済論者のために 株式や土地が「投機対象」「マネーゲーム」に巻き込まれただけではないですか??
鳩山首相の「無秩序な新自由主義経済が 世界に混乱と混迷をもたらした」という認識は 正しい物ではないかと小だぬきは思うのです。
経済成長化の利益の多くは 設備投資や株主配当・企業積み立てにまわり、従業員の給与は会社の成長に比例しましたか?? マクロ経済学者と言われる人は 「経済成長」神話の化石か・・・とも思いたくなります。
中国や韓国にとどまらず 多くの国が「為替レート」のマジックで 経済成長をしている現状で、日本が「経済成長路線」を歩んでも 立ちゆかない現実は 経済連などの経営者の方か承知していることでしょう。
今までの経済成長路線でも「工場の海外移転」などでの産業空洞化がいわれたのを マクロ経済学者はどう説明をするのだろうか??
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蒲田、大森地区の中小企業の中には、優れた技術力で NASAなどが頭を下げてまで発注してくる企業も存在します。
終戦後の企業史を見ても、本田・ソニー・ニコン・松下電器などの多くの企業が「技術力と製品の品質」で信用を得て、成長してきたハズです。
今こそ 大量販売「経済成長」の幻想と決別し、初期の「日本製だから買う」という創業者達の精神に立ち戻る時期ではないかと思います。
経済も国民主体の経済規模にし 経済指標では劣るが「国民の生活の満足度・国への信頼度 世界一」になる絶好の「転換点」ではないかと思います。
各県の地場産業の育成、技術研究、自然保護と管理、などの発想転換で雇用問題を考える時期ではないかと思います。
極端な例えですが、ホームレスの方々は 立派なサバイバル生活の専門家でしょうし、いまアルバイト・フリーターの方々は 面接や対応で企業体質評論の専門家でもあり 新業種立ち上げの卵ともとらえられます。
小さな島国で人口1億3千万人が幸せに暮らす、生活に希望・夢が持てる国にするためには、それなりの規模の施策があれば十分に可能でしょう。
何も他国と無用な企業競争を数・売り上げでしないですむ国にするのは 十分に可能でしょう。
未だ日本は、先端技術を多く持つとともに可能性も秘めている国です。
昭和30年代・40年代に子どもだった世代は、今よりもうんと貧しかったけれども 充実した子ども時代を送れたと思います。少なくとも 現在の状況をどう打破していくのかが問われているのです。
あなたは、企業の規模成長を優先しますか?? それとも企業の技術で長持ち安全な製品と生活の安心社会をめざしますか?? 極論のようですが、マクロ経済学者の洗脳を防ぎ 生活を守るためには必要な観点だと思います。
2009年09月22日
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ひどく極端ですが・・・
市場原理主義より、まだ鎖国の方がマシなような気がする。
市場原理主義って、鬼畜の世界?
勝ち残った人は幸せなんだろうか?
一次・二次産業から三次産業(サービス・情報)などに 産業構造を変えていった施策のツケ・矛盾が今吹き出しているのだと思います。
農水産業では生活できない人のための受け皿として工業の臨時工が必要だったのに、今では非正規が1/3とは・・・。
どうこの国を変えていくのか注視したいと思います。
一つの問題を解こうとすると次の問題にぶち当たる・・・、整合性や一貫性のない国にした「保守返り」だけは 御免被りたい」です。