今日のニュースでは、台風のもたらした被害が紹介されていました。
人命被害、河川の増水、高潮、崖崩れ、橋の倒壊、家屋被害、道路の水没、たつまき、交通機関マヒ・・・
私が心配した学校管理者の判断の遅れは、今回はなく 児童の被害がなかったことは幸いです。
JRの安全基準が 私鉄と比べきつすぎるから 鉄道マヒが起こるなどという 暴論を言う人もいましたが、昔の鉄製と違い アルミなどで軽量化された車両に変更されているJRの「安全基準」は 緩めるべきではありません。暴風雨での列車事故に繋がることは 誰も望みません。
それより問題なのは、企業の「人命感覚」です。
事前に台風の接近がわかっていたのですから、泊まり込み可能な人員だけでの企業活動に限定すべきだったでしょう。あとは自宅待機で有給が「人に優しい企業のあり方」だと思うのです。
また昨日が「会社訪問」「企業面接」などという学生さんの就職活動も報道されていました。
強行した企業は、「人に優しくない」企業です。再面接・再試験がないようなら その企業は「自分で拒否した、もうそこの製品は買わない、利用しない」という決断も大切でしょう。
確かに就職の氷河期ですが「人命軽視」の企業に就職しても その企業の未来はないとの観点は大切だと思います。
河川・架線・堤防・電気施設・下水処理能力・森林の保水能力・道路建設の位置の妥当性など、多くの課題が見えてきた今回の台風被害。これを今後の教訓にしていきたいものです。
また 竜巻の発生や台風の大型化は 地球温暖化の顕著な現れといわれています。
他国はともかく 日本が温暖化対策の先進国になる必要はありますね。
都市・地方からも消えつつある「緑」の再生、山の再生・保護、緊急時や生活に必要以外の車両規制など今からでも取り組む必要がありそうです。
台風に限らず 毎月のようにどこかで起こる「地震」への対応など 問題が山積みです。
私個人では「原子力発電所」の設計見直し・耐震強度の強化、地震帯の上にある「原子力発電所」の廃炉など 検討も必要かと思っています。
「地震で助かりました、放射能被爆で死にました」だけは 絶対に避けたいです。
人間は過去の教訓・歴史から学び進歩してきました。
学び方を「庶民の暮らし」に置き換えるだけでも 災害対策に有用だと思います。
「予期できない・避けられない被害」なら 甘んじて受け入れます。
「しかし、対策不十分・予期可能な被害」なら 黙っていない国民になりたいと私は思います。
2009年10月09日
被害の爪痕、怖い自然災害
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