2009年10月28日

護衛艦のコンテナ船との衝突

つい先日、海上自衛隊の「観艦式」が行われたのに・・・。

護衛艦(駆逐艦)と韓国コンテナ船が 関門海峡で衝突とのニュース。

これがコンテナ船でなく油送船タンカーなら 海峡封鎖などの大惨事に繋がりかねない事故。
*航行規則違反は、韓国コンテナー船にあるようですが、護衛艦の泥弱性も明らかに

この数年、「自衛活動」以外の 事故が多すぎるのではないか・・、耐用年数ぎりぎりの補修・修理ならだけも??に思わないけれど、不注意による事故は「税金のムダ遣い」と言えるでしょう。

いくら高性能の武器システムを持っていても 操艦技術に欠陥があっては、いざという時大丈夫なの??と疑問をもたれる事故だと思います。

自衛隊の組織的欠陥といわれる 士官・曹中心で 肝心の兵不足が露見したのか、レダー・見張りのミスなのか・・・ 徹底的に調査し「改善」をはからなければ 「海軍」としては機能しないでしょう。

いくらイージスシステム(肝心なシステム情報は米軍に)や迎撃ミサイル、レーダー、ソナーを備えていても 通常航行すらおぼつかないのでは「張り子の虎」でしょう。<どの程度、危険性を認識していたのかの問題。>

関門海峡といえば、竹島などの国境問題と微妙に近い位置関係にある所。

この事故を材料として 韓国政府の出方が気になります。

陸海空で30万人近くが 防衛のために汗を流して日々働いているのに、平時で民間船と事故を起こしては、自衛隊としての志気に関わる問題です。

「事故」を怖がって行動規制が強化されるのは 本末転倒ですが、少なくとも船舶航行の基本・見張りなど人的な質の向上、士官などの臨機応変な命令・操艦技術の向上には 日夜取り組んで欲しい。

そうでなかったら 相模湾での「観艦式」は、まともに運用できない船舶・航空機の陳列会で終わってしまう。
今この時期こそ、三自衛隊に分かれていていいのか 指揮・命令を含めて「国土防衛隊」としての組織のあり方も検討されるべきと思います。

それと有事の際、一番力を発揮できるのが「予備自衛官」だと思うのです。素人の国民の避難誘導など「予備自衛官」に負う所が大きいです。

事故や事件で貴重な人材が失われないようにして欲しい、そして今回のような自衛艦の事故が 潜在的対外的な防衛力を低下させることだけは 重大に受け止めて欲しい。

posted by 小だぬき at 14:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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