2009年10月28日

三権分立の否定?? 民主党の質問なし

今の小沢民主党の国会対策は、立法府の「大政翼賛会」化を計っているのか??

政府と与党の緊張関係、相互の立場の違い(行政府と立法府)を 忘れているとしか思えない暴挙。

代表質問もしない、予算委員会などの与党質問もしないとのこと。
これでは、行政の暴走をチェックするという 立法府の存在否定にならないか・・・。よく国民に納得できるように民主党は説明する責任があるように思う。

与党で政府を作っていても 行政府と立法府のケジメだけは忘れないようにして欲しい。

野党から質問がでるであろう「鳩山・小沢献金」問題、予算の問題、各施策の問題点や修正案は、予想されることです。

与党であるからこそ、補充質問や施策遂行状の困難点や前政権と現政権との違いを あらゆる機会を通してするのが 本当だろうにと思うのです。

その結果、野党との協議で施策の優先順位変更・先送りや「改善点」を探るのが与党の勤めでしょう。

報道を信じる限り、建設的な国会質疑を放棄して 「数の暴力」に頼った自公政権と同じではないかとの危惧すら抱きます。

もし、政府派遣以外の議員が 政策や施策に意見を述べる場が保障されず、ただの採決要員としか考えていないファッショ的思考なら、「民主党」政権に否をいうしかない。
 
自民党には愛想をつかし、民主党も同じ体質では これ以上の国民の不幸はないのです。

少なくとも、国会では 政府と緊張関係を維持し 審議の進行では、修正案や場合によっては廃案にする
与党の新しい姿を期待している国民もいることを忘れないでほしい。

かっての野党時代の長妻氏や仙石氏のように 行政府にいては見えない 施策の欠陥や官僚、天下り団体などの不正を徹底的に追求してこそ 政府の「平成維新」を助ける質問になることは忘れずにいて欲しい。 

臨時国会がどんな審議の仕方、終わり方をするかで 「民主党への期待」が失望に変わることを肝に銘じて欲しい。

今度の衆議院選挙で 自分の一票で政治を変えられると学習した国民です。
一歩間違えれば あなた方の敵失で 一挙に「共産党政権」も出来うる時代に入ったのですよ。

共産党には失礼かもしれませんが 私たちは「批判勢力としての共産党の躍進」は 期待するのですが、小選挙区の無党派の動き、党の政策の出し方・運動で 政権をとることも現実的視野に入りつつあるのです(私は そんな内閣は見たくないが・・・)

民主党に期待した国民を裏切るような 国会運営・政権だったら 次はないとの危機感と初心を忘れずに「民主主義」の手順は きちんと踏んで欲しいです。
選挙で勝利すれば「何でもやれる」とは思わないでください。あくまでも 部分委任と前政権への失望から 大勝したにすぎないのですから・・・(得票率の両党比較では 自民45% 民主55%の違いでしかない)。

posted by 小だぬき at 20:16 | Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
呆れてしまいました
首相の答弁・・・
何一つ答えていない

いつかは、「こんな財政にしたのは、自民党だ」的発言が出るとは思っていました
かなり、追い込まれた時に

それが、初回だとは・・・

いつまで野党の気分なんでしょう?
あれが日本の総理とは・・・
各閣僚もそうですが、全く、与党だという自覚が無いですね
てんでバラバラに発言するし・・・
自分の発言の重さを自覚して欲しいものです

それにしても気持ち悪いのが、テレビの鳩山賛美
昨日、職場見学に来ていた高校生ですら、たまたまついていた国会中継を見て、「鳩山総理大臣って、子どもみたい、キレまくり〜、何言ってるかわかんないし〜」って言っていました

郵政にしても、誰がどう見ても、「官」への回帰でしょう
渡りで、4億近い退職金を貰っている人を民間経験ありだから、って言ってみたり、年金業務をするって言ってみたり・・・

大体、300兆以上あると言われている郵貯や、簡易保険をどうするのか?
以前のように、運用部資金として、財政投融資とするのか?
全く説明がないですよね

個人的には、毎日のように出てくる献金問題や事務所費問題
4年後どころか、足元についている火をどうするのか?

この様子じゃ、「鳩山政権」はそう長くないのかな?と思ってしまうこの頃です・・・
Posted by manii at 2009年10月29日 12:51
民主党も自民党も反省がないというか 数に奢る政治はかわっていないようです。
私たちにとって不幸なことは、きちんとした「受け皿」がない点です。
郵貯にしても株式公開してハゲタカファンドの餌食にするのもイヤだし、なんとか工夫して年金・介護などにまわせないものかと思います。運用のプロに株式などで運用益を得る努力や全国一律サービスを連結決算で運用し、利便性を高めて「郵貯」の貯金で郵貯株券購入など 総合的運用柔軟性で年金・介護などの資金を個人で賄えるようにするか、年金資産原資として今後郵便局に年金掛け金が行き 通帳管理するとか、知恵はいくらでもでるハズですよね。
マニフェストが本当に練られて作成されたものか「絵に描いた餅」で終わるか・・・

自民党もダメ、民主党もダメでは、議員の相対的な位置づけが 中央より下の共産党に行かざる得なくなる。
そうならないためにも 民主・自民で切磋琢磨して欲しいと願うのです。

鳩山問題も 結局とかげの尻尾切りのような「記述ミス」「秘書が・・」になるのでしょうね。
他国の例を見ても 小選挙区の怖さは 突然に「共産党主導」内閣が誕生する怖れがあることです。このような事態だけは生きているうちは許したくない思いです。過去の左翼運動の反省からも・・・。
Posted by 小だぬき at 2009年10月29日 16:04
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