2009年11月02日

弱い者イジメ・・

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本当に 「生活者目線」にたった政治なのだろうか??

日本よりうんと貧しい国でも 医療・教育の完全無料化を実施している国もあるのに、日本の明日が見えない「閉塞感」が生まれてきています。

高校の授業料補助を検討する位なら 「高校を義務教育」にし、底辺校は絶対にうまない どの子にも学力をつける、生活習慣の指導も徹底するなどに舵をきれないのか??

公立校定員の不足と私立依存の今の制度を 希望すれば公立校に全員入学できるとした方が より筋が通ると思います。
専門学校選択者も高校進学者と同じに「義務教育通学・卒業資格」扱いにするなど、「平成維新」とは 国のあり方をかえる試みでしょう。

医療、医師不足にしても 医学部入学・実習費など 膨大な教育費を必要とされる学部に「低所得」では 初めから諦めざる得ないでしょう。

今、全国で病院倒産が増えているそうです。
診療報酬を低く押さえているのと、独立採算で「高度医療をしようとすればするほど」機器購入費で赤字の連鎖になる。

病院や介護職・福祉・教育などは 経済原則の独立採算で黒字になること自体 常識的に不可能なことでしょう。
患者・利用者の負担をより上げるか 従事者の重労働低賃金に目をつぶるしか手がないのが事実でしょう。

「国民目線」というなら 高速道路無料化・暫定税率廃止・生活保護母子加算・高校授業料無料化・子供手当などの施策を先延ばしにしても、

その財源で思い切った制度改革で医師養成への補助、診療報酬引き上げと病院補助、
福祉関係の待遇の最低賃金補償と施設の増設援助・財務表による赤字補填支援金、
幼稚園・保育園の増設援助など思い切ったシステム改革に税金を投入して欲しい。

民主党のマニフェストを読むと 絆創膏的な予算の使い方で、制度疲労ともいえる各現場の改革と展望を示していないことに気づきます。

小児病院の増設、産婦人科病院増設、救急医療体制の改善など 問題は山積みです。

明治維新では「富国強兵」での植民地化阻止が命題でしたが、
「平成維新」が「弱者・国民目線」というなら それなりのビジョンを持つべきでしょう。

学校補修、保育園増設、福祉施設の増設、森林の回復、休耕地の土壌回復などの公共工事であれば、雇用対策も筋のとおったものになるでしょう。

減反政策で休耕田になった所の回復には 多くの雇用を生み出す可能性もあります。

「維新」の名に恥じない 国作りを指向して欲しいと思います。
posted by 小だぬき at 11:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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