2009年11月07日

椎間板ヘルニアの治療、予防対策に、正しい姿勢を!

私は、前職の初任校で 1年→2年→3年→1年→2年→3年→5年 担任と主に低学年担当でした。
その時に椎間板ヘルニアを拗らせたのですが、今のようにネットで検索できれば 苦しさも長く味あわなくて良かったのにと思います。

各項目のチェック項目は、下記アドレスで。ここでは、細かいリストは載せていません。
***********************************
腰痛NAVI  からの抜粋
http://hernia.lumbar.jp/pos.htm
 

それぞれの正しい姿勢と、チェックポイント


これから、それぞれ正しい姿勢についての説明を行うわけですが、最初に、ポイントとなるものを、書き記しておきます。

  1. 意識しすぎて「極端な形にならないこと」
  2. 基本は、「頭の真中から、体が糸で吊られている感覚」
  3. 「同じ姿勢を長時間とらない」
以上、3点を、まずは覚えて読み進めて下さい。

立った時の正しい姿勢  

頭の真上から、体が糸で吊られている感覚で軽くアゴを引き、背筋、膝をキチンと伸ばします。

真横から見た場合、耳から肩・股関節・膝・くるぶしを、結んだ線が直線で描かれていることが、一般的には、良いとされています。


▼ 壁を利用した簡単なチェック方法

背中を壁にあてて、立ちます。この時、後頭部・背中・お尻・かかとが、壁につく状態が、正しい姿勢の目安になります。
長時間立っている場合は、時々体を動かして、少しでも姿勢に変化を与えてやりましょう。

 座る時の正しい姿勢


▼椅子

座る場合は、お尻が背もたれに密着するよう、深く腰掛ける。軽くアゴを引き、背筋をのばして、お腹をひっこめます。ひざがお尻より、ほんのわずかに高く、足の裏がぴたっりつくのが理想です。
イスが高すぎる場合は、足を台にのせるか、ひざを組んで膝の位置を調節します。


▼座敷・床に座る場合

正座で座りましょう。あぐら・足を投げ出して座ることは腰に負担をかけます。正座が出来ないときは、柱に寄りかかるなどして、腰にかかる力を柱に逃がしましょう。


▼お風呂の椅子

小さく低いイスがほとんどです。これは、腰によくありません。シャンプー時など、前かがみになる場合は、片膝をつき、もう一方の膝を立てて行うと良いでしょう。


 車の運転時の正しい姿勢


基本的には、イスの時と同じです。

膝が股関節(足の付け根)より、少し高くなるように、車の座席を前に進め、ハンドルと体が離れすぎないように調節します。
座席に着くときは、横向きでお尻から入り、それから足を入れ前向きになります。降りる時は、横向きで足から外に出し、立ち上がります。

 
 重いものの持ち方  

ヒザを曲げる・腰を落とす・体に密着させる!

一度しゃがみこみ、腰を曲げないで、体全体で持ち上げるようにします。
ひざを十分に曲げ、腰を落として(お尻を落とす)。荷物を出来るだけ体に引き付けて持ち上げます。荷物をお腹に抱え込状態で、足の力で立ち上がります。
荷物を運ぶときは、荷物を体に密着させて、運ぶようにしましょう。

 寝る時の正しい姿勢


十分リラックスできる姿勢が基本ですが、うつぶせの状態で寝る事は避けましょう。

痛みがある時の寝方は、横向きでやや前かがみ(横向きエビ型)の姿勢で寝るのが一般的には、楽な寝方と言われています。
仰向けの場合、ひざの下に枕などを置いて寝ると良いでしょう。
寝具にも気を使いましょう。やわらかいベッドや高すぎる枕だと、腰が落ち込んで反り過ぎてしまい、背骨が不自然に曲がってしまいます。
やわらかすぎる布団やベッドは、背中とお尻が落ち込み、腰椎は前方への彎曲が強くなりすぎてしまいます。又、寝返りもうまく出来ません。(腰痛もちには「せんべい布団」とよく耳にしますが、この様なことから言われるわけなのです。)
理想的な寝具とは、背中・お尻が落ち込みすぎない。適度な硬さを持ったものが理想と言えるでしょう。しかし、寝たきりの御老人などには、床ずれになりやすいなど、寝具選びは難しいところです。
畳の上に敷布団を敷いた寝方がおすすめです。ベッドの方は、マットレスの下に、硬い板を敷くのも良いでしょう。

 歩き方 

 頭の真上から、体が糸で吊られている感覚で

「足のかかとから着地」が、基本です。(かかとから着地する時に、力んだり勢いをつけて着地しないこと。膝を痛めます)
つま先を軽く開いて(10度位)直線上を歩くように、意識しましょう。
ついでですが、呼吸は吐く方を重視しましょう。

 その他、日常生活での正しい姿勢


▼ 料理・洗い物

なるべく調理台に近づき、まっすぐに立ちます。足元に15センチから20センチくらいの台をおいて、片足ずつ交互にのせて行うと楽です。


▼ お掃除

掃除機の柄を、出来るだけ長くのばして、前かがみの姿勢にならないよう注意します。
掃除機は細かく前後に動かし、大きな動作は避けましょう。片方の足を前に出して、体重を支えると良いでしょう。


▼ トイレ

洋式トイレの方が負担が少ない。


▼ 自転車

競輪選手がレースで使う様な、前傾姿勢になる物は良くありません。
以上、正しい姿勢について簡単にですが、説明してきました。
日頃から、正しい姿勢を意識して、椎間板ヘルニアの治療・予防対策、再発防止に役立てて下さい。

 プロの目で、正しい姿勢をチェックしてもらう事も、治療改善の早道


一言に、「正しい姿勢」と、言っても、自分自身では、正しい姿勢のつもりでも、他人に客観的に見てもらうと、なっていない事が多々あります。

幸い、きちんとした教育を受けたカイロプラクティックや整体、鍼灸院(はり・きゅう)や接骨院(整骨院)では、姿勢チェックや姿勢指導を、治療の一環としてアドバイスしてくれます。
これら、治療院のプロの目による、客観的なアドバイスも、椎間板ヘルニアの治療や予防対策、再発防止への早道に役立ちます。
posted by 小だぬき at 13:00 | Comment(3) | TrackBack(0) | うつ病について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ありがとうございます

今日、時間ができたので、整体へ行ってきました

原因は、引っ越しの手伝いではなく、その後についウトウトと椅子の上で寝てしまった姿勢にあったようです

実は、内心、「もしかして・・・」と思っていたので、納得しました

骨盤を固定するようなバンドをして(確かに、それが一番楽なのです)未だ暫く時間が必要なようです

当たり前のことですが、不自由なところができると、日ごろの健康のありがたみが身に沁みます

「痛い」と思うたび
Posted by manii at 2009年11月07日 13:57
途中で、「書き込む」を押してしまいました^^;
たいした事ではありませんが、続きを・・・

「痛い」と思うたびに、腰の存在とありがたみを知るきょうこの頃です
Posted by manii at 2009年11月07日 14:00
maniiさん、寒くなる冬が要注意です。

私のコルセットは、初任時のまだスマートな時に整形でつくったので、役に立たずトホホです。
市販のコルセットと色気もなしに腹巻きも愛用しています。

何か「腰痛」仲間が多く、自助の会と違って症状が共有できるのもmaniiさんにとって難儀なことですね。

介護職はイヤでも腰を酷使します。くれぐれもムリだけはしないでくださいね。
Posted by 小だぬき at 2009年11月07日 14:31
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック