マスコミでは、仕分けの代名詞に蓮肪議員が「予算削り」の象徴として取り上げられていますが、昨日の防衛省関係予算では どう考えても「自衛隊活動を評価しての削減案でした」
◇陸上自衛隊広報館について
前々日の「みやね屋」日テレ14時〜で 施設視察の様子を紹介していました。
彼女は一通り説明を受け、戦闘ヘリのシミュレーションなどを体験したのち、「こういう素晴らしい施設なら 入館料をとっても 十分にやっていけそうですね」と担当説明者に「もったいないな・・」と評価したのです。
この施設は、子供から老人まで 自衛隊をしってもらうための「広報館」です。装備なども一般公開しているものです。
マスコミにかかると「隊員募集予算 大幅削減」と なぜトンチンカンな報道になるのでしょう。隊員募集は「各市にある募集連絡所であたり、目的が違うのです」
彼女は仕分け判断の時も それを踏まえて 「国費より入館料での再検討を」と削減したのです。
◇国際平和協力センター
蓮肪議員は、PKO活動の大切さを認めた上、このような新施設の有用性に疑問を投げかけたのです。
決して PKO活動を否定したのではないのです。
担当官の説明では 1・2階が資料展示、活動記録展示施設。3階以上が 研修室や講演会施設との説明だったので、広報施設なのか研修施設なのか訓練施設なのかあいまいな箱物はいらないのでは・・
各駐屯地なり他省庁の空いている施設活用の方が合理的では・・・と問題提起したのです。
一連の彼女の「自衛隊」に対する理解と励ましが 結果的には「削減」になったのです。
同じような施設でバス停留所まである「航空自衛隊浜松広報センター」なども ガラスごしから離発着の様子も見学出来る上、歴代使用機など航空ファンが1日楽しめる施設になっています。
ことの結論だけみれば、彼女が「反自衛隊」だからだとの論評がでそうですが、きちんと自衛隊活動と広報活動の重要さを認め 施設を評価したからこそ「入館料をとっても入館したい施設」と予算的にはけずったのです。
私などは 彼女の柔軟思考に驚いたほどです。
昨日・今日のTV、新聞などで 「予算削減」のみを報道するマスコミだったら そちらの方がより「反自衛隊」だと思います。
2009年11月25日
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