科学技術仕分けでのノーベル賞をお取りになった科学者・化学者の皆さんの「抗議」が、的外れのような気がして仕方ありません。
著名な方などの反対で仕分けの結果が左右されるのであれば、旧態依然の体質ではありませんか??
蓮肪議員らが問題にしたのは、財団委託研究などの「人件費」の使い方と国庫補助なしにできる研究のあり方はないかという点です。説明者がスーパーコンピューターの用途や研究助成金について 確たる説明をしなかったことと 財務省の資料の国庫補助率が過大に記載それていたことが ことの発端です。
抗議声明を出した方々の多くが、大学の研究費配分の貧弱さに限界を感じて 諸外国の研究所や大学で研究を続けた方々でしょう。
特に長期にわたる基礎研究に予算がつかない現実に喘いでいた方々でしょう。
それを純粋な研究費として 民間参入を含めて考えてほしいとしたのが 今回の仕分けです。
蓮肪議員の長年のファンとして 彼女は「学習熱心で 真面目に 自分の頭で考えて」結論を出す人です。彼女のムダをなくしたい情熱に対して、請求者のあいまいな答弁のために「仕分け」されているのです。
今の日本の特許技術の多くが 研究所や企業で冷たい目を浴びながら、研究者の情熱が「発見」に結びついたものでしょう。
すぐには、成果のでない・または失敗するかも知れない「基礎研究」を蔑ろにしてきたことが、頭脳の海外流出になっていることは確かです。
仕分けされた内容を精査した上で 抗議の声をあげて欲しいものだとおもいます。
けっして肝心の研究費そのものでは 国庫負担のあり方を問題提起しているだけのものだからです。
冷静にみると、本来指導力を発揮すべき鳩山首相や菅副首相が 来年度予算の方針や骨格をはっきりさせず、国民に回すお金をなんとか確保しようと汗を流している仕分け人達に丸投げして傍観者的姿勢でするから、仕分け人たちだけが泥をかぶる結果になっているのです。
2009年11月26日
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私に言わせれば、この質問に対して「かくかくしかじかだから、必要なんです。このテーマは、達成すればこういう効果があるのです」と説得性の答えが出来ない、研究管理者は、失格だと思うわけです。往々にして研究者には、お金の使い方に対してルーズな人がいますので。昔みたいに税金だから、ルーズに使ってよいと言う考えは改めていただいてきちんとした効果があるものに使ってほしいものです。
費用効果やむだと今の科学水準て゜判断されては「発明」につながる研究はできなくなりますね。
おっしゃる通り 研究者がきちんと説明すべきだったと思います。
諸外国ではPS3の連結でスーパーコンピューターを実現しているそうです。何を研究したいのす確かに見えにくかったですね。