2009年12月17日

JRの毎日のような会社ストライキ??

旧国鉄時代は、世界が驚くほどの定時運行が当たり前の鉄道でした。

JRに民営化され 肝心の運行面での不安が出てきているのはなぜでしょう。

国鉄時代は、「国鉄労働組合」「動力車労働組合」のストライキ日程が 事前にわかっていたので、利用者も迂回路や代替交通、会社泊まり込みなど 人それぞれに対策を考えることができました。

でも今はどうでしょうか??
車両故障、ポイント・信号機故障、人身事故等々で 毎日 予告なしの会社によるストライキに出会っているような気がします。

昔のようにホームに駅員配置があれば、防げる人身事故・自殺もあるのでは と感じますし、車両故障やポイント・信号機故障など補修部門や保線などの部門を人員削減したり民間委託しているせいではないか・・などと勘ぐりたくなります。

また予備電力がないための事故時の乗客の地獄(暖房・冷房)なども起こっています。

確かに駅本体や売店、エスカレーター化の順次工事、エレベーター設置、トイレの清潔などは 大いに評価するものですが、肝心の「鉄道運行」については 動いていて 遅滞なく運行できて 乗客がホッとするような状況は おかしくありませんか??

私も携帯とPCに「列車運行情報」をいれているのですが、メールが来ない日の方が少ないと思うほどです。

今朝も 「川崎ー蒲田」間の人身事故の影響で 京浜東北線の列車運行停止、遅滞のメールが多く入りました。

鉄道利用者からすると 第一の優先事項が 時刻表どおりに鉄道運行をして欲しい。
第2に高齢者のために階段をエスカレーターやエレベーターも補助として設置して欲しい。
第3に人身事故・自殺・乗客トラブルに備えて ホームに駅員を配置して欲しい。
第4にキョックなどの店舗は残して欲しい。
第5に携帯電話以外でも事故時に関係先に連絡するために公衆電話は設置して欲しい。

自動販売機や券売機も結構だけれども、本当に利用者のニーズにかなっているかを検討して欲しいと思います。
結局 国鉄民営化は「国鉄労働組合つぶし」「国有財産であった所有地の売却」にあったと言われないために 本業の鉄道運行に多くの投資をして 「定時、安全、快適」な鉄道に再生して欲しいと思います。

JRの減収は、高速道割引とか航空機の速さ以外に 定時運行や安全性に不安があるための利用者離れの側面も大きいと認識してほしい。

少なくとも 会社による「ストライキ」状態の運行改善だけは、早期に取り組んで欲しい課題です。

posted by 小だぬき at 10:54 | Comment(4) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私たちのような仕事をしていると、他人に迷惑をかけながら、平気で「ストライキ」なんて、言っていられる職業の人は、恵まれていると思います(笑)
Posted by manii at 2009年12月17日 13:24
何かJRの経営思想が「安全・定時・寛ぎ」の鉄道としての基本を疎かにしているように感じます。
ストライキとは穏便な言葉で、本当は運行サボタージュという言葉を使いたかった位です。
Posted by 小だぬき at 2009年12月17日 14:32
 最近ストライキなんて言葉めったに見なくなりました。

 たいていの会社ならストライキなんて出来ないですよね。

 ↓の方がおっしゃるように運行サボタージュの方が言葉として正確なように思えます。
Posted by e-お見合い 評判 at 2009年12月17日 19:19
コメントありがとうございます。
何か「大切な安全」が脅かされているようで、昔のストライキと対比して「会社ストライキ」としました。
サボタージュだと何か会社の責任を曖昧にするようで悩みました。
Posted by 小だぬき at 2009年12月17日 20:09
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