2010年01月18日

検察は司法ではなく捜査機関・犯罪立証機関

厳密に言えば、司法権とは「裁判所」を差す言葉であることに ご留意いただきたいのです。
検察は 捜査機関であり、犯罪立証機関です。

今回の小沢氏の「政治資金法違反」事件なるものが、なんら立証できないまま10ヶ月経っていることです。
2/26に結審予定の大久保被告に対する裁判も 今のままでは「無罪」になりかねないので、検察は訴因変更をして引き延ばしを図るようです。

つまり今の段階では「疑わしきは被告人の利益に」の段階なのです。

捜査にGO!サインをだした自民・公明党の政略的意図は明かで 「小沢氏失脚」にあるのでしょう。

私が納得できないのは、共産党の「参考人」要求です。
同党が巨額脱税や政治資金の個人流用、ゼネコンに対する職務権限を立証する確たる証拠があるのならともかく、今の「検察」「マスコミ報道」による疑惑での「証人喚問」要求なら 共産党の名前を汚すことになる愚かな行為です。

国会は、いつから「裁判所」の代わりに「個人追及」機関になったのですか??
まして、「有罪の構成要件」を満たしているかわからない 事件にたいして・・・・

捜査中・裁判中のことについて「小沢氏に何を質問したいのか」意図が さっぱり読めません。

私も「外国人地方参政権付与法案」なら 反対のキャンペーンを張れますが、今回の小沢氏関連では、小沢氏はじめ秘書達・石川代議士が 何かの生け贄 政争の具になったとしか思えません。

今、各種アンケートで「小沢氏辞任」が70%とでています。マスコミの連日の疑惑報道に 裏を返せば惑わされない国民も30%いるということでしょう。

「推定有罪」で現在・過去 いくつのえん罪事件をうんだことか・・・・、裁判すら維持できない事件がいくつあることか・・・・

特にマスコミは 松本サリン事件の河野さん、3億円事件の草野さん、各えん罪事件の報道の反省がまるでないようです。

もし この事件が「無実」だったら どんな検証記事や反省をしめすのか、楽しみです
それと、地検特捜部が敗北した時の 組織そのものの崩壊・改革も 野次馬的ですが 興味があります。

野党の皆さん、「参考人招致」で質問できるだけの証拠はお持ちなのですね。
過去の爆弾質問は、まだ誰にも知られていない事実を 証拠をもとに追及したから 政府を揺るがすことができたのです。

今後の推移によっては、小沢氏は「名誉毀損」「行政機関改革」で逆襲できる「武器」を新たに貰える可能性すらあるのです。
posted by 小だぬき at 10:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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