2010年01月22日

どっちもどっち、予算委員会

昨日、一昨日の政治家主導というから 民主党は堂々と質問に受けて立つと思ったら 「弁明に終始」、特に平野官房長官の答弁は酷い。

自民党の谷垣氏に「あなたは◇◇といいたいのですね、法制局長官が答弁すれば すぐ解決する問題を」と皮肉られる始末。見ていて この人、法律の勉強をしたことがあるのかと思うほど 質問の要点をつかめず 迷走。

政治主導ということは、国の施策や方向は政治家が決めるが その実務は各行政機関が実質するのだから、もっと官僚に柔軟対応でいいのではと感じました。

内閣官房長官とは各省庁の施策のまとめ役なのに 方向性がまるでみえない迫力のなさ。
特にTV放送の時は、慎重に対応して欲しい。

天皇陛下の中国副主席との異例の会談の問題にしても「陛下の健康を考え1ヶ月前に各国来日首脳が訪問するときは 会談の調整をしていただいている」「今回は、中国外交の重要性を考え、特例としてお願いした。1ヶ月ルールは 遵守したい」「国事行為と陛下の行事等の出席は、政治利用と疑われないように 政府として厳格に区別し対応していきたい」と答えれば済む問題を、民主党のゴリ圧しを批判されたように勘違いしたのかしどろもどろ。
弁護士でもある谷垣氏に 憲法講座を受けるとは情け無い限りです。

自民党も地検で脱税容疑なしの「贈与税納入」で決着のついた鳩山氏の政治資金に、ネチネチと絡む自民党議員も情けない。
自分の首を絞める覚悟で、「参考人招致」などといわず、政治資金規正法の時効をなくすなどの改革案で対抗しなければ 時間を無駄に浪費しているようにしか思えない。

普天間問題にしても「自民党の合意案がベストとお考えなのですね」との言質一つとれない 鳩山首相、菅副首相・平野官房長官に「戦略も戦術もない」のには呆れました。

政治と金については、補正予算・本予算の審議 可決後すみやかに 「政治資金規正法」の改善にとりくめばいいと いらついているのは私だけでしょうか??

政治家主導というのは、こんなにもダメ議員・閣僚ばかりなのかとの失望感を国民に与えるためではないはずです。
政治家主導で実務担当官僚に答弁させるという柔軟な発想をもたないと 150日の会期を実りある物にできるのか不安になるスタートです。

今日も 国会中継が ロングランで朝9時〜放送されます。

野党には 国民生活向上のための質問、政府には「政府としてはこう考えますが、貴方たちはどうお考えですか?」のディベートの見本になるような 国会審議であって欲しい。
posted by 小だぬき at 05:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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