2010年03月04日

狂ったか自民党 徴兵制検討

自民、徴兵制導入検討を示唆 
2010年3月4日(木)17時17分配信 共同通信

 自民党憲法改正推進本部は4日の会合で、徴兵制導入の検討を示唆するなど保守色を強く打ち出した論点を公表した。これを基に議論を進め、憲法改正の手続きを定めた国民投票法が施行される5月までの成案取りまとめを目指す。論点では「国民の義務」の項目で、ドイツなどで憲法に国民の兵役義務が定められていると指摘した上で、直接的な表現は避けたものの徴兵制復活を思わせる主張を盛り込んだ。
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今の自衛隊の構成で、「徴兵制」は、何の混乱もなく導入できるのです。

士官の数、下士官の曹クラスが異常に多い人員構成、これに兵が加われば 一夜にして編成では巨大軍事大国になることは 理論上可能です。

あくまで理論上であって、「憲法の規定」と「武器調達」の資金負担に 財政が耐えうるか・・・。
また、若者が「銃や各種武器の使用法」を身につけることによる 治安上の問題。
ただでさえ、就職難の今、2年の兵役後の受け皿を確保できるのか・・・・。
もっとも懸念されるのは、日米安全保障条約で 日本の軍事的自立を心良く思わないアメリカとの関係悪化です。

アメリカが望んでいるのは、米軍の補完・補給部隊であって、日本の軍事自立ではありません。

この自民党案では、ウランもプルトニュウムも持つ(原爆・水爆製造の可能性のある)日本が アメリカから「敵対国指定」「テロ指定」を受ける可能性や国際的孤立化も覚悟した上でのことか 疑わしい。

民主党と違い 国防を真剣に考える自民党をアピールしたいのでしょうが、反対に「亡国の道」を招きかねないのです。

なぜ「うつ患者」の私でさえ、国家自立の基盤の軍事力強化を懸念するかは、過去のアメリカは自国のコントロールが効かなくなった国を平気で「テロ国家」指定をして 軍事的介入をしてきたからです。
今は、軍事力増強より、国家財政の赤字の解消と景気策が最優先のハズです。

私の年代で 徴兵してくれれば、喜んで兵器の使用法を学び、クーデターや武装革命を真剣に考えると思います。今のような 政党に信頼出来ない時代には・・・・
でも、それでは 過去の戦争までの道を追試することになりませんか??

やはり 自民党というのは 将来のビジョンのない その場その場で後追いする「化石政党」になったとしか思えない政党です。
万が一の国内テロを考えて、小銃・ピストルの基本的操作法を「体験入隊」を数週間義務づけるというのなら レジスタンスの活動のためにも検討の価値はありますが、これは 徴兵制とは発想が違います。

自民党が 野党で こんな化石のような提案しかできないのなら、次の参議院議員選挙で野党の受け皿になる政党は、残念ながら「日本共産党」にするしかないと思った報道でした。
posted by 小だぬき at 21:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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