弟が衰弱し肝硬変で亡くなった意味が片付けながら 何となくわかってきました。薬の山が段ボールから出てくる、出てくる・・・・。
一時体調が良かったときに薬より旅行やコンサート、ナイターを半年余り満喫し、母がかけていた入院保険金 約340万円を使い切ったようです。
彼氏には生活保護費と保険金で約6ヶ月思う存分にやりたいことをしたのですから本望でしょう。
生活保護法では、就労収入や保険金収入などが生じた場合、申告して 生活保護受給継続か、臨時収入を市に返還しなければならないのですが、弟は両方とも怠り、収入空白が 私が再申請するまであったようです。
市とのやりとりの手紙などを 整理中でてきて読むのですが、行政の根気強い 要請などを読むと、その時本人は 薬では効かないほど 病が進行していたのだと思います。
個人情報の山の段ボールに無造作に放り込んであった書類や手紙を開封して読む度に、彼の「自分のものは自分の物、他人から借りた物も自分の物」という 奔放な生き方を最後まで治らず、自分で投薬を飲まずに死期を早めたのは 確かなようです。
弟の51歳で 預金ゼロというのは、未だに私は信じきれないのです。
こんな人生もあるのだなぁと 唯々 ため息です。
2010年03月29日
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