この日ほど 矛盾した「大会」が行われるのも珍しい日です。
保守系で長く政権を持っていた自民党系が「自主憲法制定集会」
革新系で長く野党だった社会・共産党系が「護憲集会」
普通なら 憲法遵守義務を持つ与党系が「護憲集会」でなければ 筋が通らないのですが、今の日本は逆転現象。
うつ患者でなくとも「どないなっとるねん」と言いたくなる1日です。
現憲法下で60年以上政権を持っていた 自民党が 「自主憲法制定集会」、本当にそうなら 小泉政権下で 改憲発議ができる 議員の2/3をもっていたにも関わらず 改正発議をしなかったことがおかしい。
国民投票法が制定されていず、国民の過半数の支持を得る方法がなかった などという詭弁は通用しないハズです。なんせ60年も法制定の主導権を 与党として持っていたのですから・・・・。
前にだした浜田幸一前衆議院議員の「日本はアメリカの植民地」との認識の旨みを 与党として享受しながら、ヤル気もないのに「自主憲法制定集会・主張」を繰り返すことで 保守政党としてのアリバイ作りをしていたようにしか思えない現状です。
これは護憲側にも言えます。「9条を守れ」「文化的で最低限の生活保障の真の実現を」と毎年のように訴えながら、自衛隊の増強や最低賃金法、年金、保健などに関して 本気で闘う姿勢が今まで1度でもあったでしょうか・・・・。
何か 今日の記念日は 形式的・建前に終始し 「しゃべるだけならオウムやインコでも出来る」レベルにどちらも落ち込んでいるように感じるのは 私だけでしょうか??
多くの方の純粋に「連休」の1日として過ごすことの方が 健全なのかな・・・などとも思えてしまう定例集会化している「憲法記念日」の1日です。
2010年05月03日
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