2010年05月07日

マスコミ報道の問題な視点・・・

以前から疑問に思うことは、TVにしても新聞にしても 記者署名がないことや事実なのか憶測なのかがハッキリしない点です。

また、コメンテーターの人選も「意図的」な偏りを感じる点。

そして、もっとも問題なのは、批判ばかりで 建設的な提言のないことです。
誤報やえん罪などの時の「訂正、謝罪、検証」もないことも問題です。

普天間基地を含めて全国にある米軍基地は、太平洋戦争の敗北によって 米軍に接収・増設された基地で 日米安保条約によって 「占領状態の追認」によって維持されているものです。

この点が前提にないと、マスコミのおかしさ・無責任が放置されてしまいます。

民主党の鳩山首相になって始めて「沖縄の米軍基地」の問題点が明らかになったのです。
「県外・国外移設」「5月までに解決」との言葉じりを捉え、無責任だ、首相失格だとの大キャンペーンをマスコミや評論家はしますが、じゃー、あなた方は 前政権の辺野古沖埋め立て案にしろといっているのかというと そうではないらしい。
では、グアム全面移転派というと これも違うらしい・・・・・。

要は、解決策がないにも関わらず 鳩山首相が「沖縄の基地負担の大きさ」に言及して アメリカを怒らせているのがけしからん といっているだけ。

昨日、「鳩山首相は軍事音痴」だとの報道もありましたが、どっちが「軍事音痴」か・・・・。

今、日本の脅威になっている北朝鮮・中国などの抑止力に 海兵隊がなっているか検証もしていない。
日本の防衛は、上陸させないための自衛力、ミサイルなどの迎撃のための装備こそひつようなのに、この「軍事音痴」と主張される方々は、アメリカ国防省の世界戦略にそった発言で、日本のために抑止力になるなんて よく言えたものだと思うのです。

今の日米関係のギリギリの妥協点として 一部徳之島案がでたのは 評価されても批難されるものではありません。沖縄だけに負担をかけない決意の表れですから・・・。

後の課題は 日米安全保障条約を相互防衛条約に改定して、日本防衛は自衛隊が第一義に責任を持つと宣言して、戦後 接収・増設された米軍基地の全面返還に踏み出すのが 筋だと思うのです。

今のマスコミ報道は、自らの政府を「国民のために応援しよう、糾すべきは大胆に提言しよう」という姿勢がなく、ただ売らんかな・・・、視聴率を取ろう・・・・、自分達で世論を作り上げようとするなど、 「愛国心」のかけらさえも見えません。

本来なら旧政権の「普天間の密約」や「独立国としての基地再編成の提起」を 冷静に論ずるべき所です。
科学的に不明確な「脳トレ」や「ゲーム脳」を持て囃したのもマスコミですし、国有地の不明確な売買を得たのも大手新聞社とTV。

良識ある記者やデスクなら 情報の垂れ流しで良しとする マスコミの体質を変え、国民視点での提言や冷静な報道を目指して欲しい。

posted by 小だぬき at 09:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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