私の初発から現場復帰、悪化→退職までのことを振り返ってみることがあります。
端的にいえば 「普通という多数」に自分を合わせようとした失敗だった気がします。
うつ病患者らしく 出来る範囲で最善をつくせば悪化再発を防げたのではないかと思うようになりました。
私のような精神疾患や各種病気で苦しんでいる方は、社会全体から見ると少数派かもしれませせん。多数派と同じ行動がとれることを治癒とみないで その人がその人らしさを取り戻した時 治癒と考えれば 焦りも少なくなることに今頃気づいたのです。
今のバリアフリー重視の街づくりも 高齢者や各種障害を持つ人達の訴えで実現されてきています。
今の私には 歩道橋すら辛いです。車を地下にし 歩行者が平坦な道を歩くべきではないか・・・などと思うようになっています。
職場復帰にしても 多くの人との比較などしない、今の自分のベストをだせればいいと 職場復帰して苦しんでいる仲間にエールを送りたいと思います。人事考課などは 多数派からみた考課で 「うつ病復帰」の人事考課ではないと居直って欲しいと思うのです。
ご家族の患者を見る視点も お父さん・お母さん、息子さん・娘さんらしさの観点から 周りと比べない事によって 違う「うつ病」の見方ができるかもしれません。
患者の私が居直るようですが、世界を動かした偉人やタレント 歌手や芸術家なども少数派だからこそ スポットライトを浴びたのダと思うのです。
うつ患者でも 皆さんと心がつなげられる・・・。他の患者さんも自己表現できるものを得た時 他との交流ができる・・・。
そのように信じたい今です。
2010年05月08日
少数派を大事にする社会なら・・・
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