2010年06月05日

おかしな組閣報道

民主党を 非小沢系議員・小沢派議員という色分けで 報道するマスコミ。

小沢氏の影響力なくしなどと言われていますが、小沢氏の何がいけなかったのかの客観報道はされていません。今、元検事の郷原氏が指摘するように「犯罪要件のない事案を 検察が無理矢理犯罪性ありと強行したもの」 検察審査会に小沢氏側弁護人を呼ばず 検事のみの証言で「起訴相当」がきまったこと。そして また東京地検特捜部は「不起訴」にしたこと。

これらの事実経過をみても 小沢氏の「政治と金」の問題といわれるものは、存在しないものを存在するように印象づけたものにすぎない
鳩山氏の母上からの「子ども手当て」とは、質が異なるものです。

何か小沢氏は 潔ぎよすぎるように思うのです。

今まで小沢氏が担った 組織固めや組織対策があればこそ 各種団体の民主党支持が得られたのに 小沢氏の土台のない民主党に何ができるのか 不安感が一杯です。

幹事長は 組織の引き締め役とともに政策決定の責任者でもあり、対外折衝の窓口です。
そう簡単に勤まるものではありません。

マスコミは、小沢氏が嫌いらしく アンチ情報のみ流しますが、今は無役になった人を けなす理由が今一つわからないのです。同じ民主党党員なのですから 親しいか親しくないかの距離感はありますが 党は組織で動くものです。それを即 小沢支配とするマスコミや民主党議員の一部に違和感を持ちます。

また、組閣情報で 蓮舫議員入閣かとの報道がありますが、彼女自身は優れた才能の持ち主だとおもいますが、次の参議院議員選挙の東京選挙区の改選議員です。
選挙運動と閣僚は 両立するものか よく考えて欲しいものだと思います。

またまた 共産党に話を移しますが、ビラまき逮捕事件や公安調査庁・警備警察の「不当逮捕」「監視」と闘っているハズの共産党が 東京地検特捜部ですら不起訴にしかできなかった 小沢氏の「政治と金」に拘る理由が解せないのです。本来なら 不当捜査・逮捕で 論陣を張るべきなのに こと小沢氏の問題になると「捜査機関を信じる」なんて 論理矛盾ではありませんか??

立場が違う右翼・極左の逮捕だろうが 違法捜査は違法と共産党は 主張できなければ、国民の支持は得られませんよ。何か共産党のいう国民や民主主義というのが 支持者のみを指すのではないかとの疑念が 解消されないから 大衆政党になりきれない現状があると思います。

民主党から出馬する有田芳正さんは TV芸能ルポライターの前は 離党を余儀なくされるまで、すぐれた「赤旗記者」でした(本人がブログで告白しているので了承を)。
その有田氏をも推薦できない共産党中央を信じろというのが 所詮ムリなことです。

党に一番近いハズの除名者・離党者をも 支持者につなぎとめられずに 共産党に触れたこともない人たちの支持など得られようがないではありませんか・・・・・。

共産党の除名者・離党者に対する非人間的報道に接したものには、未だに大衆的前衛党などと言う党中央執行部に 小沢氏ほどの度量を持って欲しいというのは無理な話か・・・・

かって党員だった人、赤旗読者だった人が 支持者のままだったら 民主党並みの党勢があっていいはずなのです。それがなし得ていない点こそ 共産党の最大の欠陥でしょう。
posted by 小だぬき at 16:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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