わたしと小鳥とすずと 金子みすず わたしが両手をひろげても、 お空はちっともとべないが、 とべる小鳥はわたしのように、 地面をはやくは走れない。 わたしがからだをゆすっても、 きれいな音はでないけど、 あの鳴るすずはわたしのように たくさんなうたは知らないよ。 すずと、小鳥と、それからわたし、 みんなちがって、みんないい。 |
私の大好きな「金子すず」さんの「わたしと小鳥と鈴と」の詩です。
生協の「一人は万人のために 万人はひとりのために」とのスーローガンに 何か違和感を感じていた私が 小学校2年生教科書にあるこの詩に出会ったとき、「そうなんだ、そうだよな」と心から共感できたのです。
「みんなちがって、みんないい」
と 心から思える社会が理想なんだと気づいたのです。
「福祉・医療・障害・病気」などに この考え方が土台にあれば どんなにステキな社会になるだろうか・・。
人が産まれ・成長していく中で その人の個性が形成されます。
なにも全員が ロボットのように 同じで完璧であることを目指す必要はないのです。
学力にしても みな七五三飴のようにどこを切っても同じ必要はないのです。
このことは 当たり前のようですが、以外に忘れられていることです。
違いばかりに眼を向けるか?
いい点を見つけることに眼を向けるか・・・・
集団・グループにしても 同質性をもとめるか、
「各個性を引き出し協力できる」かで
同じ集団でも生きづらさ・生き甲斐に差や違いがしょうじるでしょう。
地域をみてもいえると思います。
なんとか「みんなちがって、みんないい」といえるような人間関係を作りたいですね。