子ども達は、自分の好きなこと・楽しいことには、信じられないような集中力と記憶力を発揮します。
・ポケモンカード
・ガンダム
・ゲーム
・習い事
・電車車両、車、駅名
などなど 大人でもすべてのことには 対抗出来ないほどの知識を 楽しんで暗記しています。
学習のキーワードは「興味を持つ、楽しい」にあるようです。
私は 現職中には 「一つでも自信を持とう!!」のスローガンで 、昆虫博士 恐竜博士 足し算博士 鉄棒博士 なわとび博士、漢字博士など クラス内で 「博士号」を連発したことがあります。
大人と一緒で 子ども達は 認められたいがためか 複数博士に挑戦するようになります。
こうなれば プラスの力学がクラスに生じます。勉強でも 都道府県博士や計算スピード博士など が産まれ始めます。
質問博士などを認定していくと どんどん質問もでてきます。
この「博士君」達に ミニ先生として 得意分野での手伝いをお願いすると 驚くほど真剣に友達を解らせようと努力し始めます。
学習の一つの課題に「やらなかった、忘れた」という甘えを認めない指導も不可欠です。
当初の「宿題忘れ」「ノート記入忘れ」「雑な用具の使い方」を 放置すると 1年間 習慣づけに苦労します。
大人でも同じだと思うのですが、すべての面で 優れているものではないのです。
自分が楽しいから 好きだから どんな些細なことでも知りたくなってきます。
やれば出来る・楽しいが 土台にあれば、多少他人との時間差はあっても 子ども達は「学ぶ楽しさ」を知ることができます。
満点主義ではなく、とりあえずは80点で不得意分野の20点への意欲づけをされた子は 確実な学力として残ります。
幼い時期、学校の時に その時の成績は悪くても 劣等感を持たせないように配慮していくことが大切です。
大人でも 機械ダメ 電気ダメ 政治ダメ 料理ダメ・・・・・でも 自分の特性で 仕事をし 収入は得られています。
子どもにだけ すべての面で平均値以上を求めている・・・・、ここは 冷静に見なくてはなりません。
早生まれ、遅生まれでも 4月生まれの子と3月生まれでは スタートからして 発達の差があるのです。
少なくとも 子ども達に「苦手、嫌い、解らない」の言葉が出ないように やれば出来る希望を持った 大人目線が必要だと思います。
2010年12月03日
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